下記は、取引所が発表した「新規上場会社概要」から抜粋した事業内容です。
AI技術は自社にしかない独自技術がないと、他の企業に模倣されるため、人件費を下げて安い値段で勝負するしかなくなります。
1 時価総額の比較 上場承認時点の2社の時価総額を比較すると、 ニューラルポケット131億円 に対して、 ヘッドウォータースは21億円となっています。
これに関しては、どの投資家がよいかというよりも、 企業と投資家が上場後も長期的に良好な関係を構築できるかどうかが重要です。
AIというテーマで押し出す事で投資家やクライアントからの引きが強くなるものの、実体は中小SIerと大きな差がないという事実があります。
3 事業の状況 ここからは、事業内容について比較します。
創業年数や従業員数といった社歴・規模で比較してもヘッドウォータスが上回っています。
例えば、ソフトバンクのPepperのようなロボティクス、そしてGoogle HomeやAmazon Alexaのような音声アシスタントなどです。
ヘッドウォータースは、【人工知能、デジタルトランスフォーメーション、システムインテグレーション】などのテーマ銘柄です。
ヘッドウォータースの公募価格は、ブックビルディング(2,240円〜2,400円)の上限である2,400円で決定し上場日は9月29日です。
(下記は目論見書より筆者作成・単位千円) ちなみに、ヘッドウォータースの売上原価明細書を見ると、2019年度は売上売上原価に占める外注加工費の割合が59. ヘッドウォータースは技術力とビジネスを強みにAIの力で企業のデジタル化を加速して経営課題を解決しようとしています。
自己資本比率 自己資本比率は2019年12月度は68. まとめ 今回のAI関連銘柄の比較で時価総額に与える影響が大きい要因と思われるものは、以下の4点に集約されました。
初期開発と比べると必要な開発・ディレクション工数も小さいため、企業の収益性を向上させる事が出来ます。
そのような中、同じ業種業態である2社は、当時から多少の企業規模の違いはあるにせよ、その後の株価形成は大きく差がつくことになります。
どこまで戻すか注目です。
独自AI技術を持っているわけではない AIビジネスが急成長する上で重要なのが独自のAI技術と自社事業を保有して、それらを軸に事業を成長させていく事です。
DXサービスは、顧客企業のIT化を支援し、企業のデジタル化を推進する。
ただ、多くの中小SIerは先進的な技術には投資しておらず、その強みで急成長を続ける可能性はありそうです。
AIカンパニーと称しているものの、この顔ぶれを見る限りだと、実体は開発受託会社で非AI開発の比率がかなり高い可能性が高そうです。
『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。
ヘッドウォータースは、独自のAIプロダクト「」や「」を提供しておりますが、顧客企業内におけるデータの集中管理、社内情報整備を目的としたソリューションであるため受託型のビジネス領域です。
大手企業だと野村総研やNTTデータなどが同業態で、単発の案件収益と、保守運用・改修からのストック収入から収益を獲得します。
2014年10月、12月にはベトナムでも二社の合弁会社を設立しました。
事業内容AIソリューション事業は、企業の経営課題を情報技術(IT)やAIのシステム開発を通して解決するインテグレーションサービス及び、インテグレーションサービスで開発したシステムの改善、保守を行うプログラミング言語(OPS)サービスで構成される。