それはまるで、 生まれてきたばかりのまっさらな赤ちゃんと同じでした。
それはまるで、18歳の赤ちゃんと同じだった。
随所に出てくる「母の記憶」これが、とても自然なんです。
ジャンルでさがす• 今までに日本全国で200回以上の展示会を行った。
それは止まらずたくさん流れる。
エベレーター、エスカレーター、飴、チョコレート、友人、家族すら思い出せない彼は、初めはまるで赤ちゃんのようだった。
いくら本を読んだところで、私はそこまで変われない。
社会復帰するまでには、相当な苦難があっただろうに、それを感じさせないよう前向きな姿が心を打つ。
しかしくじけることなく、ことばを一から教えなおし、 ものの使い方や意味を一から説明しなおし、 手取り足取りつきっきりでサポートしたお母さん の支えもあって、 日常のいろいろなこと一つひとつを改めて 理解しはじめていきます。
駅で薄っぺらい1枚の紙が、 キラキラ光るたくさんの物と交換されることに驚いたり、 賑やかな場所で、 箱の中からこっちを見ている大勢のやつらを 助けなければと、 キラキラする物を次々に小さな細い穴に投入したりと、 前半は特に、 幼児が出しているなぞなぞの問題のようだったり、 子どもの作文を読んでいるようで、 その無垢な純真さが実は大の大人から 発せられているという現実に、 すっかりうろたえてしまいます。
著者は、古い過去を失ってしまったけれど、長い時間をかけて、かけがえのない新しい過去を手に入れて、いま生きています。
それぞれに大変だったこと、お互いに理解できたり、できなかったりしたこと。
大学入学直後、交通事故によりそれ以前の記憶をほとんど失ってしまったという坪倉優介さん。
草木染作家。
それはまるで、18歳の赤ちゃんと同じだった。
と考えましたが想像もできませんでした。
ぜひたくさんの人に読んでほしいと思いました。
坪倉さんにしかできないこと。
それでは、ランキングを見てみましょう!. それを乗り越え、今を生きている。
が、それは過去を取り戻したのではなく、 葛藤の末、 新たな自分を築き上げることでした。
お母様の言葉には思い悩んだ様子が伺えて胸をぎゅっと掴まれたような気持ちになります。
ここまでの思いに至るには、 並大抵の苦しみではなかったはずです。
この本を読んで、自分が今当たり前にできていることは当たり前ではない。
内容説明 18歳の美大生が交通事故で記憶喪失になる。