ご 足労 意味 - 「ご足労」の意味と使い方

来社してすぐのタイミングは、相手は会社までの移動に疲れているかもしれません。

「ご足労」は「足労」を丁寧な敬語表現にしたもので、 「相手に足を運んでもらったことを労う」といった意味があります。

「ご足労いただきありがとうございました」と意味合いはほとんど変わりませんが、わざわざ出向いてくれたことへの感謝の気持ちがより伝わる表現ともいえるでしょう。

それに、「御（ご）」がつくと敬語になり、相手を敬う言葉になります。

出向いてもらう前日・当日・後日で言い回し方が異なるため、状況によって使い分けてください。

（例） ・ご足労をおかけいたしますが、当日どうぞ宜しくお願いいたします。

この場合は 「ご足労をおかけいたしますが、よろしくお願いします」という使い方が正解となります。

本来はこちらから出向くべきなのに恐縮です、という気持ちが込められているので、主に目上の人や取引先の相手に対して使えると覚えておきましょう。

「ご足労いただき〜」の意味は？ では、もう一つの「ご足労いただき〜」というフレーズも噛み砕いてみましょう。

社外の方がいる場合には、社外の方だけに使うように注意する必要があります。

「ご足労おかけしますが」というのは、未来に生じるご足労に敬意や感謝を示したものです。

また、「ご足労」は接頭語のついた敬語表現であるため、目下の部下や対等な立場の同僚へは使わないでください。

つまり、お客様や取引先など目上の相手がこちらの会社へ来てくれることを示します。

社外の人も前で社内の人を敬うような言い回しを使用することは誤用なので注意しましょう。

一方、「お待ちしております」は、来社を楽しみに待っているといった表現になります。

本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での｢想像とのギャップ｣はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか. また、「ご足労」は相手に敬意を表す言葉ですので、社内の人には使いません。

本日は遠方にもかかわらず、ご足労いただきまして、ありがとうございました」 「昨日はお忙しい中、弊社にご足労いただきありがとうございました」 取引先の人などにお礼のメールを送るときは、「できるだけ早く」がポイントです。

相手によっては、「偉そうな言い方だな」と思われるかもしれません。

笑 ということで、「ご足労いただき〜」は、足を運んでいただいたあとのお礼で使う方がしっくりきます。

そのため、自社内で部長のデスクから自分のデスクまで書類を持ってきたような場合に「ご足労」を使うのはふさわしくありません。

わざわざ来てくださることを表す言葉です。