「どうした はやく言ってしまえ」は、友人などにかけられた言葉、あるいは自分の心の声なのでしょう。
この2点をおさえておくと、歌詞の意味がより立体的に、うかび上がってくるのではないかと思います。
aikoのカブトムシが どのような心情から生まれたのか については諸説あります。
いや、本当に 「人間以外の生き物を想像したらたまたまカブトムシが浮かんだ」だけだったら、 それはそれですごいですけど。
aikoはその 独特なコード進行や 弾き語りでも充分に聴かせるメロディラインなどから、 音楽家として天才なのは承知してましたが、 作詞家としても、圧倒的に天才ですね。
「あなた」と一緒に月を見ることで「息切れすら覚える鼓動」になってしまう。
〈ENGLISH〉 The origins of the name "THE BEATLES" is a coined word that is a combination of beetle 's "Beetle" and beat "Beat". ジョン・レノンは青年時代、眼鏡をかけることに強い抵抗感を持っていた。
冒頭は「体温」という情報から始まります。
ということで、私はカブトムシは 「失恋の歌」と思っています。
aikoのカブトムシの歌詞を紹介しながら 私が考えた歌詞の意味を紹介していきます。
では、2人はどんな関係で、「あたし」は何を伝えたいのか、整理してみましょう。
そして、季節ハズレのカブトムシのように、弱った状態である。
主人公であろう〈あたし〉がさん自身を投影していると考え、またその口調からも考えれば、〈はやく言ってしまえ〉と言っているのは男性であると考えることができます。
なぜ「カブトムシ」なの?タイトルの理由は? aikoいわく、この名バラードを 「カブトムシ」という題名にしたきっかけは、 「人間以外の生き物を想像したらたまたまカブトムシが浮かんだ」とのことです。
昔の恋人を今でも 忘れられないでいるのだけれど、 相手の気持ちが自分に向くことはもうない。
また、なぜ数あるアトラクションの中でメリーゴーランドであるのかということを考えると、永遠に続くと思っていた日々が、クルクルと周るメリーゴーランドに重なります。
こうした距離感の中で胸を痛めながらあなたのことは生涯忘れないだろうと思っている。
そんなaikoの代表曲であり、極上のラブバラードとして愛され続けている楽曲が『 カブトムシ』です。
まず冒頭の〈悩んでる身体が熱くて 指先は凍える程冷たい〉についてです。
カブトムシをaikoはどう捉えて歌詞を作ったのか? 少なくとも僕は、この曲をじっくり聴いてみて「やっぱりaikoってすごい!」と思いました。
ご愛読ありがとうございました。
春の花や太陽の温かな香り、夏の目が覚めるような空の青さ、秋の寂しさを感じる風、冬の存在を主張するような寒さ。
ジョン・レノンと元メンバーであったスチュアート・サトクリフがビートルズというバンド名を考えついた。
片思いソングのようにも聞こえる歌詞からは、別れた恋人のことを今でも慕う思いをノートに書き綴り、まさに「手紙」を送る前の不安と相手への思いが伝わってきます。
おそらくは2人は友達だけど恋人同士になりたい、あるいは恋人同士だけど結婚したいなど、現状の関係を進展させたいのだと考えられます。
作り物の「白馬のたてがみが揺れる」ように見えたのはなぜか。
秋には死んでしまいます。
ここは視覚情報。
カブトムシの寿命は 1年〜1年半とされています。
) 外の寒さにも関わらず、気持ちが高まって身体は暑いというのがここの状況です。
そして「熱い」「冷たい」は人間の感情を表わす 抽象語ですが、ここでは物理的な体感温度として使われているのです。
距離を示す表現が全くないのに聞き手に距離感を伝えてしまうさんの表現力はさすがです。