六月は北のオホーツク海高気圧と、南の太平洋高気圧がぶつかり合うことによって、梅雨前線が生じ、日本列島は次々に梅雨入りします。
青田は、田植えを終えた田で、苗がのびて、青々としている田のこと。
蚊帳吊草• なまず• 三条の 町や屋根覆ふ 青胡桃• 不二ひとつ うづみのこして 若葉かな• この句で詠まれているのは、「青葉」の鮮やかな緑、「ほととぎす」の美しい鳴き声、「初鰹」の美味しさ。
日焼け• 苺 いちご• 蛞蝓(なめくぢ)• 秋近し• 海水浴、泳ぐ、日焼けも夏の季語です。
この場合「や」が切れ字で、俳句には多く使われています。
さらに、夏に身に着けるものも季語となります。
近畿、中国地方の船詞からきている。
羊蹄草• まず、代表的なものとしては、夏の天気を表現する単語が季語となります。
団(うちわ)、白団扇(しろうちわ)、絵団扇(えうちわ)、絹団扇(きぬうちわ)、渋団扇(しぶうちわ)、水団扇(みずうちわ)、奈良団扇(ならうちわ)、京団扇(きょううちわ)、岐阜団扇(ぎふうちわ)、深草団扇(ふかくさうちわ)、古団扇(ふるうちわ)、団扇掛(うちわかけ)、団扇売(うちわうり)• そこを吹き渡る風のことを青田風という。
西東 三鬼. 土用蜆• 夕立の時の風を、夕立風という。
夕凪ぐ(ゆうなぐ)• こんな時は「夏休み」の代わりに「昼下がり」にするとか、「喧嘩して 西瓜食べたら 仲直り」など、 季語が2つにならないよう、工夫します。
夏目 漱石• 西瓜(スイカ) やはり、すいかは外せません。
ビワ(枇杷) 枇杷などの甘い果物も、夏に冷やして食べたいものですよね!他にも、 日向夏、早桃(さもも)、夏桃(なつもも)、メロンがあります。
夜光虫• 天道虫• 烏の子• 『月に柄をさしたらばよき団扇かな』 これは、室町時代の俳諧人である山崎宗鑑の句です。
夏書(げがき)• 網戸(あみど) 夏は自然の風をできるだけ取り入れたいので、窓は網戸で開け放ちますよね。
風鈴は暑い中に涼を感じる道具でした。
仲夏を司る星といわれた。
若葉 わかば• 季語が2つ入っていたからと言って、それほど悪いというわけでもないので、小学生や中学生の宿題ならば、自分の思ったように詠んでもよいかとも思います。
老鶯や行くほどに減る渓の水 佐藤紅緑• 山村の生活に密着した季節の言葉である。
日月や茅花流しの野路の空 室積徂春• 山口 誓子• 螻蛄(けら)• 紫陽花 あじさい• 黒南風(くろはえ)• 夏の雨• 星涼し(ほしすずし)…暑い一日の終わりに夜空を見上げると、夏の星々が輝き、涼しい夜風が吹いてくる。
魚簗(やな)• 鯛釣り星(たいつりぼし)…蠍座の別称 「天の川」は秋の季語になっています。
月涼し(つきすずし)、夏の霜(なつのしも)• 棉の花• 原爆忌(げんばくき) 8月6日に広島、8月9日に長崎と、原爆が投下された日に亡くなった方々を偲ぶのが原爆忌です。
夏 初夏 卯月 五月 立夏 夏めく 入梅 梅雨寒 夏至 晩夏 水無月 夏の暁 夏の朝 炎昼 夏の夕 夏の夜 盛夏 暑し 大暑 極暑 涼し 汗 夏の果 秋近し 夜の秋 夏の日 夏の空 夏の雲 夏の月 南風 青嵐 薫風 朝凪 夕凪 夏の雨 梅雨 空梅雨 五月雨 夕立 雲海 虹 雹 雷 梅雨晴 五月闇 朝曇 朝焼 夕焼 日盛 西日 炎天 夏の山 夏野 夏の川 夏の海 土用浪 夏の潮 噴井 泉 清水 滴り 滝 暑中見舞 帰省 夏衣 夏服 甚平 浴衣 夏シャツ 水着 サングラス 梅干 ラムネ ソーダ水 サイダー 氷水 アイスクリーム 苺ミルク 冷房 冷蔵庫 扇風機 風鈴 納涼 舟遊び ボート ヨット 登山 キャンプ 泳ぎ プール 海水浴 釣堀 夜店 花火 線香花火 水遊び 水鉄砲 昆虫採集 日焼 昼寝 寝冷え 蜂の巣 毛虫 蝉 海月 向日葵 枝豆 月見草 紫陽花 水芭蕉 夕顔 昼顔 トマト 茄子 夏草 草いきれ 他にもたくさんありますので、気に入ったものが見つからなかったら、「俳句 夏 季語」などで検索して探してみてください。
野菜なら「トマト」や「ピーマン」、そして「トウモロコシ」。
だから、「輪になって 西瓜を食べる 夏休み」という俳句は作りません。
背戸の不二青田の風の吹過る 一茶• このように、季語を1つ入れることで、その俳句で描かれている情景の季節感を鮮やかに、グッと強調して表現することができるのです。
雨が降っているか、厚い雨雲に覆われて全く月が見えない晩も多いが、その中でも雲を通してぼんやりと滲むように月明かりが見えたり、雨上がりに雲が切れて月が明るく見える時もある。
(うしかい座は春の星座として知られ、うしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカ、しし座のデネボラで、春の大三角を形成している。
現代の私たちが考える夏の概念よりも少し早い時期ですね。
蜻蛉生る• 室生 犀星• 1年中海はあるから当たり前ですよね。
向日葵(ひまわり) 朝顔とともに夏らしい花の代表です。
俳句コンクールなどを目指す場合は、季語に気をつけて作りましょう。