ただ高校入試に備えて受験勉強していた頃は、頭が疲れて眠くなってくるとマンガを描いて、目が覚めてきたらまた勉強に戻る……というような日々を送っていました。
そうしてある程度絵が上手くなると課題に自分自身で気付けるようになるので、初心者のうちこそ添削サービスを利用するメリットがあると思います。
でも、そういうときに仕事の絵を描いているわけではないですから。
特に、「ものがたりの家」は紀伊國屋書店のスタッフが選ぶ「」の12位に選んでいただけるなど、あちこちで話題にしていただけて光栄の至りです。
転機のようなものが訪れたのは、高校時代です。
プロの先生方の添削はたしかに見ものですね。
当たり前ですが、同じ背景描きでも考え方が微妙に違うところもありますし。
ノウハウはみんなに教えていい たしかに、吉田先生の添削は非常に分かりやすくて説得力があります。
皆さん、ゲームの背景イラストを描く「背景グラフィッカ」というお仕事はご存じですか? そのキャリア20年以上を誇る吉田誠治さんは「自らへのハードルは低くするものだ」と語ります。
でも、この道で何十年とやっていくには、大きな仕事を一つ二つ受けただけでは食べていけません。
仕事だけだと、アウトプットするばかりでインプットが追い付かず先細りします。
ちょっと詳しく語ると、添削というのは「様々な選択肢を与えて、最終的な判断の手助けをする」ことだと考えています。
添削したい方も添削されたい方も、便利に安心して利用できるプラットフォームになるよう、ますますsessaをパワーアップさせていきます。
それに僕は人物についてはまだ勉強中なので、人物についてはとても勉強になります。
自信のない人こそ、早めに依頼してほしい Twitterでsessaをエゴサーチすると、「添削してほしいけど、こんなレベルのものじゃ見せられない…」と躊躇している方をわりとお見かけします。
まず、sessaでの添削結果をtwitterなどに投稿していただいた場合に積極的にRTしたり、あとはtwitterで言及したりFANBOXにsessaの記事を書いたりして、とにかくsessaを利用していることを周知するよう意識しています。
でも、途中で投げ出すことはしません。
添削というのは、まず自分にあった武器を見つけてもらうためのお試しみたいなもので、それらをどう使うかというレベルになって初めて勝負になるわけなので、武器自体はどんどん与えていきたいと思っています。
モチベーションを保ってもらうことは大事ですからね。
また、構図や明暗などで上手くごまかせるというのも背景を学ぶ上でのメリットだと思うので、人物のデッサンの狂いについては指摘しないようにしています。
これが、僕にできる最大のアドバイスです。
ちなみに現在、家族の食事はほぼ3食、私が作っています。
がんばって添削のファンを増やしましょう! 最後にちょっとデリケートな「お金」の話も少し。
自らに高いハードルを課すのはいいことばかりではない、ということでしょうか? 最後に、クリエイター志望者へアドバイスをいただけますか? 大きな仕事でいい結果を出して、華々しく名が売れるに越したことはありません。