草々 不 一 - 最近、「冠省」という言葉を知って、略式の手紙で何度か使っています。

ビジネス文書や目上の人への手紙、詫び状等のかしこまった手紙で「草々」を使うときは、急を要する場合のみにしましょう。

「前略と草々」を用いて返事を出さないように、注意してください。

表題作は特に素晴らしかった。

他に、 世をすねて牢人者となり深川芸者のヒモとして暮らしていた男がある出会いから武士の一分を思い起こす「紛者」 小普請組の就職活動の悲喜こもごもをコミカルに描いた「青雲」 部屋住みの行き遅れ男に降って湧いた逆玉の輿縁組の行方「蓬莱」 御台所の料理人が長い長い時間をかけて企んでいたあること「一汁五菜」 大石内蔵助の妻りくと子どもたちを見守ってきた犬の視点で描く「妻の一分」 江戸屋敷聞番として政治の裏表を知り尽くす武士ゆえの苦悩と覚悟「落猿」 道場の娘に生まれ武術を極めることに喜びを感じていた主人公の前に現れた、二刀流の男「春天」 いずれも短いながらそれぞれのドラマがきっちりと描かれていて読み応えがあった。

ただし、「前略と草々」が一般的です。

訓読みでは「つつしんでもうす」となります。

しきたり、対面、見栄、上意下達なんやかや…、 この短編集は、その生きにくい武家社会を生きる人たちの姿を描いたもの。

草々 例文2. 急なご連絡をお許しください。

また、「前略」は基本的に前文のあいさつを簡素化したものであるため、ビジネス文書やビジネスメールには不適切です。

今回は江戸の武士達の喜怒哀楽を描いた短編集。

「拝啓」の結語は「敬具」が一般的 「拝啓」を使う時の結びは「敬具」となり、意味は相手に「つつしんで申し上げる」です。

「謹啓」は日常的にもビジネスにおいても、相手に対して高い敬意を表すべき状況で使用すると良いでしょう。

かつては「けいひゃく」「けいびゃく」とも読まれていました。

「前略」とともに、前文の時候や安否の挨拶が省略された文書で使うため、正式な文書や礼状、わび状を送る場合には不向きです。

この時代に、瞬く間に引き込まれていきます。

他にも、オチが秀逸な「蓬莱」「落猿」芙希がいじらしい「春天」など、どれも素晴らしかったです。

「急啓」は急ぎ申し述べることを表した言葉で、いずれもあわただしく走り書きした簡略な文書であることを指しています。

しかし、取るものも取りあえずお詫びをしなくてはいけないので、クレームが入った直後に急いで謝るために、「拝啓・敬具」を使わずに「前略・草々」にしています。

したがって「草々」は特に急を要する場合でない限り、ビジネス文書で使うことはまれな言葉です。

貴社におかれましては、ますますご清栄のことと存じ上げます。

冠省・不一 「冠省」は、急ぎの用件を述べるため、文書の冒頭に 冠すべき挨拶や前文を省かせてもらうという意味の頭語です。