Tさんらの傷害保険加入などの手続きを行った保険代理店の男性も出廷。
キャッシュカードなどを奪って遺体を焼き、浜名湖周辺に遺棄した。
検察官は、白髪交じりの髪とくすんだ肌の初老の男。
質問はK・S受刑者が録音していた岩間被告との会話に及び、「おれんとう、売り飛ばされちもうよ」と発言した真意を聞いた。
「保険を請求するにはどうしたらいいか聞かれた」と述べた。
岩間被告はNさんの失効していた生命保険の復活について依頼する際、「金を貸しているから、何かあっても困るので復活させてください」と話したと証言した。
Mさんの会社はC被告から10億円の融資を受けていたが、返済は滞っていた。
捜査関係者によると、川崎容疑者と出町さんは数年来の知り合いだったという。
質問はK・S受刑者が録音していた岩間被告との会話に及び、「おれんとう、売り飛ばされちもうよ」と発言した真意を聞いた。
弁護側は2人の遺体が見つかっていないことなどから、「いずれの事件についてもC被告と共謀した事実はなく、有罪を裏付ける客観的証拠がない」と無罪を主張した。
「川崎容疑者は北区のみかん農家に生まれ、4人兄弟の長男。
備 考 一連の事件で兵庫県警はC、上村被告のほかに15人を逮捕し、14人は有罪が確定している。
5日の第15回公判で、岩間被告の知人男性が出廷。
その後、K・S被告は仲介役を通して実行犯を手配。
その間、車内でTさんの口に粘着テープを張り付けるなどして、Tさんと窒息死させた。
証言は信用できる」と認めた。
3人の人命が犠牲となった結果は重大。
2017年5月11日、詐欺未遂事件等の審理の初公判が行われ、岩間被告は起訴内容について「当事者でもなく、計画も共謀もしていない」などと述べ否認した。
弁護側は「(Nさん殺害には)一切関与していない」と否定。
K・S被告は2015年10月、山梨県警に犯行を自供。
22日の第7回公判で、岩間被告の知人男性が出廷。
検察側は冒頭陳述で、保険金目的殺人の行為は悪質で岩間被告は計画全体を主導したと主張した。
NはTさん殺人容疑で2016年7月13日に書類送検され、容疑者死亡で不起訴となっている。
控訴せず、確定。