アルミMIG溶接で説明します) アルミTIG溶接は鉄やステンレス溶接に比べて、溶接前処理に手間がかかります。
アルミTIG溶接は上記の溶接前工程では当然しないといけない作業ですが、母材の表面をウエスで乾拭きするだけでは、不充分なのです。
TIG ティグ 溶接は、ガスシールドアーク溶接に分類されますが、特にシールドガスに不活性ガスを用いることからイナートガスアーク溶接と呼ばれることもあります。
2.溶接トーチの持ち方 溶接を始めたばかりの頃は、ノズルが滑って失敗してしまうという事がよく起こります。
ティグ溶接においても基本級とされる「T-1F」をはじめ、専門級とされる「V、H、O、P」の5種類が存在しています。
タングステンが母材などに接触すると、溶接部付近に黒いすすが出てしまう上に、タングステンの先端の形状が変わってしまいます。
この時、腰くらいの高さにトーチケーブルのたるみが来るようにしてください。
準備する物 ・TIG溶接機 ・イナートガスのボンベ(アルゴンガスが一般的ですが、ヘリウムガスが使われることもあります) ・溶接棒(溶接する母体と同じ材質のものを選びます) ・革手袋 ・流量調節器 ・溶接面および保護メガネ ・タングステン電極 ホームセンターで売っているものも多いですが、ガスボンベなどは専門のガス業者から買う必要があります。
もし、タングステンが接触してしまったら、一度先端を尖らせてから再度溶接を開始するようにしてください。
強い光が直接目に当たってしまうと紫外線による角膜の炎症などを引き起こすほか、さらに悪化してしまうと白内障や網膜の損傷など目にダメージを受けてしまうこともあるので注意が必要です。
ガスを使用すると危険性が高いように感じるかもしれませんが、TIG溶接で主に使用されているアルゴンガスは、空気中にも含まれているガスで、引火する恐れが無く、人体にも被害を及ぼさないので、安心して使用することが出来ます。
タングステンが離れすぎてしまうと、溶接棒が玉状に溶けて落ちてしまうので、タングステンの距離を保つ為にも、ノズルの角度は一定でキープするようにしましょう。
そのアーク溶接法の中でも、タングステンを電極に用いた非溶極式に分類され、溶接部をアルゴンなどの不活性ガスでシールドしながら、必要に応じて溶加材を溶かし込んで溶接する方式です。
ここでも、力を抜いた状態で進めるように意識してください。
これから紹介するコツを踏まえて練習を重ねることで、少しずつ着実に溶接の技術が身についてきますので、焦らず繰り返し練習していきましょう。
この光が直接目に入ると角膜や網膜へダメージを与えるため、角膜炎症・白内障・網膜損傷などを招く危険性があります。
TIG ティグ 溶接はどういう製品に向いているか TIG ティグ 溶接は、他の溶接方法では難しいとされるステンレスやアルミの母材を溶接する時に向いている方法です。
ガス溶接と同じように、それぞれの手に「溶接トーチ」と「溶接棒」を持って溶接する方法です。
プラズマは、電流路になってアーク放電を保つ役割を果たすとともに、熱を発生して母材や溶加棒を溶かします。
強度を持たせるためにしっかりと溶接しつつも、仕上げが必要になると外観を美しく保てないので、今回はアルミの板厚に応じて溶接箇所を工夫し、肉盛り溶接を行っています。
参考: 非溶極式アーク溶接 アーク溶接は、母材を溶かすと共に、電極を溶かし溶加材としても用いる溶極式と、消耗しない電極を用い、別に溶加材を添加する非溶極式に分けられます。
コールドワイヤ法に比べて約3倍の溶加材を溶着することができるため、短時間での溶接を可能とします。
その為、溶接をしている間は、角度を一定に保てるよう意識しながら、溶接の練習を進めるようにしましょう。
ガスシールドアーク溶接 アーク溶接では、アーク放電を安定的に維持する、酸化を防止するなどの目的から溶接部をガスでシールドする場合があり、シールドガスを用いる方式をガスシールドアーク溶接と言います。
半自動溶接なのでTIG溶接ほど精密な加工には適していない。
・不活性ガスやタングステンが比較的高価なため、溶接経費がやや高い。
この封書く際に油性ペンを使うと、溶け込みが悪くなってしまうことがあるので、水性ペンを使うことをおすすめします。
直流溶接は母材を陽極した直流正極と母材を陰極とした直流逆極性があります。