310 モーツァルトは18曲の美しく優れたピアノ・ソナタを作曲しましたが、この曲はその中でも最も有名な曲でしょう。
この「音楽の旧約聖書」につき つまり、厳密な意味で「作曲者に忠実」という楽譜は存在しません。
どっちでもいいんです。
このやり方はあくまで例なので、自分なりにどんな締めくくりにしたいのかを考えて、自分なりに表現してみてくださいね。
第3変奏 最初の左手、こういうスラーはレガートと解釈するより、音のひとかたまりくらいに思う方がいい。
33小節のpは原典にはない。
本来は3音ずつのスラー。
332第2楽章 などもあります。
実際ディナーミクとデュナーミクの中間っぽい感じもある。
46小節右手、スラーがヘンレは最初から、ウイーンは二つ目から(これも重大な相違、50を考慮に入れるとウイーンが正しいような気がする)。
一度譜読みをしてさらっていた曲が課題曲になれば、そこから更に深く学べるわけですから、課題曲がでる数年前からベートーベンのソナタアルバムの1曲でも多くさらう必要があるのです。
12小節64分音符上のトリルは短前打音1つで良い。
どんな曲も第1印象とか、どこかに魅力があるとか…そんなことで練習する曲を決める私には大事なことですが… 世間の評判とか、学校の課題とか、勧められたからとか…自分の意志と違うと楽しさを見つけるのが難しい時もありますね。
171,173,右1拍目のスラー、ヘンレは最初の音まで、ウイーンは2音目まで。
ベートーベンの生涯の中で、苦悩や絶望を味わい、葛藤しながらも、彼がそれらを情熱をもって全て芸術に昇華していったことを理解した上で弾くことも大事でしょう。
127,2拍目標準はGを加えている。
ドイツ語、Dynamikで、yは発音記号から言えば「j」。
中間部の標準のアーティキュレーションはちょっとまずいと思う。
第7変奏 3小節目標準にはcrescで次がf、本来は3からf。
圧倒的な支持を受けているピリス2度目のモーツァルト:ピアノ・ソナタ全集からの1枚です。
ダラダラとした音ではなく歯切れのいい音にしてくださいね。
33、37は長前打音だろう。
25~27の標準のスラーも消した方がいい。
15小節左、ウイーンはスタカート、ヘンレはない(標準は13にもない)。