ただ、「スポーツ競技が続けられるよう」(同相)に一律中止はせず、コンペティションや試合の重要性、スケジュールの可変性、開催地域の感染度などに応じてひとつずつ決定し、対策を講じながら続行するという。
フットボール界にも大きな影をととしており、セリエAでは無観客試合が義務付けられ、スイスでは1部、2部のリーグ戦延期が発表されていた。
このため、同夜の記者会見でフランスの新保健相は、新型コロナウィルスの感染拡大を阻止するため、「国家的利益がかかっていない限り、1000人を超す人々が集合する集会やイベントを禁止する」という方針を明らかにした。
「無観客試合か、延期しかなかったが、延期はスケジュール上不可能だと判明した。
先制点をマークするパリ・サンジェルマンのキリアン・エムバペ(中央、2021年4月10日撮影)。
そして、王者パリSGがストラスブールの本拠地に乗り込む一戦も延期を余儀なくされることが決定した。
リーグ・アンに関しては、4月15日までの試合が全て無観客で開催される。
フランスでは数日前まで、中国、イタリア北部、エジプト、シンガポールなどから帰国した人々の周囲に、いくつかの小感染地帯ができていたものの、全国的拡大には至っていなかった。
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パリSGのチームとスタッフは、この決定が出た時間にはすでに飛行機でストラスブールに向かっていたため、到着地で食事だけをとり、そのままパリにとんぼ返りする羽目に。
したがって県庁決定により、パリSG・ドルトムント戦は無観客試合にする。
川島はベンチ入りしたものの、出場はなかった。
このため、閉鎖空間での大規模イベント禁止や重要感染地域の学校閉鎖などを除くと、日常生活はほぼ通常どおりで、フットボールの試合(非閉鎖空間)も禁止されていなかった。
そして、チャンピオンズ・リーグ(CL)も新型コロナウィルス拡大の影響は免れない。
その時点で、パリSG対ドルトムント戦を無観客試合にして予定の日程で開催するのか、または日程そのものを延期するのか、で意見が割れていた。
EURO2020や東京オリンピックなどのビッグコンペティションが予定どおりおこなわれるよう、世界中の人々が感染ストップと生命を救うために闘い、連帯と団結する必要がありそうだ。
フランスでは8日夜の時点で感染者は1126人、死者19人にのぼった。
なにやら暗雲が漂い始めた世界情勢。
フランスでは数日前まで、中国、イタリア北部、エジプト、シンガポールなどから帰国した人々の周囲に、いくつかの小感染地帯ができていたものの、全国的拡大には至っていなかった。
私も観戦する予定だったけど……」と苦笑した。
編集部のおすすめ• チーム2点目を決めてキリアン・エムバペ(右)と喜びを分かち合うパリ・サンジェルマンのパブロ・サラビア(2021年4月10日撮影)。
フランスでは8日夜の時点で感染者は1126人、死者19人にのぼった。
翌9日昼ごろには、治安や保健行政の責任を司るパリ県庁が「この試合を無観客にする」と決定。
併せてパリSGも「従う」と発表した。
その時点で、パリSG対ドルトムント戦を無観客試合にして予定の日程で開催するのか、または日程そのものを延期するのか、で意見が割れていた。
得点を喜ぶパリ・サンジェルマンのキリアン・エムバペ(右)とモイゼ・ケアン(2021年4月10日撮影)。
ここまで49名の感染者を出すフランス・アルザス地域では、新型コロナウイルスへの懸念が高まっており、週末に予定されているイベントのキャンセルが相次ぐ。
後半に入っても追加点を奪えないパリSGは後半17分にアクシデント。