制限するのではなく、上手に工夫して食べましょう。
果物や野菜に多く含まれますが、摂り過ぎはシュウ酸を多く摂ることにもなりかねないのでそこは注意が必要です。
文章・イラスト 南里泌尿器科医院 院長 南里正晴. 尿路結石は、石が小さければ自然に排泄されることもあります。
そもそも尿路結石ができる仕組みは、簡単に言うと 「塩水(尿)を煮詰めると塩の塊(尿路結石)ができる」 ということだからです。
なお、結石の疝痛発作は夏になると汗をかくなどして尿が濃くなるので、起きやすくなるともいわれています。
ただ 習慣的に大量摂取しやすいのは高級なお茶や紅茶などの飲み物のようです。
あの激痛はもうこりごり しかし腎結石や尿管結石は治療後5年以内に 4~5割の人が再発すると言われています。
2007年の調査によると、日本人男性の7人に1人、女性の15人に1人が、一生のうち一度は尿路結石にかかるといわれています。
(弘前大学大学院医学研究科泌尿器科学講座助教 岡本哲平). プリン体の多い食べ物である、レバー、青魚(生・乾物)、えび、たらか、うに、白子、あんこうなどを制限してみましょう。
食品100gあたりプリン体が200㎎以上含まれるものを高プリン食といい、主に、肉類(レバーなど動物の内臓)、魚介類、干物などが挙げられます。
結石の成分にかかわらず重要なことは水分摂取を十分にすることです。
シュウ酸が比較的多い食べ物として、 ・ほうれん草 ・たけのこ ・バナナ ・ピーナッツ ・アーモンド ・チョコレート ・ココア ・紅茶 ・コーヒー ・お茶(玉露・抹茶) などが知られています。
またカルシウムと一緒に摂取することにより、腸内でシュウ酸とカルシウムが結合し吸収されずに便としてでていきます。
尿路結石で痛みのある患者は、泌尿器科や救急科を受診することになります。
場所や進行度によって、手術の方法は以下の通りです。
厚生労働省による「日本人の食事摂取基準」(2015年版)では、カルシウムの推奨量を18歳から29歳の男性で1日あたり778mg、耐容上限量を2,500mgとしています。
2リットルほどですが、尿路結石の予防には、尿量2リットルが理想的です。
痛みがないとはいえ、 尿路結石が体内に長く停滞すると、腎盂腎炎 じんうじんえん などの怖い尿路感染症にかかったり、腎機能に障害をきたしたりする可能性があるので、自己判断で放置することは危険です。
KUB• 結石ができる原因はまだよくわかっていませんが、リスク要因としては体質遺伝の他、生活習慣が大きく関わっているとされています。
そのためにもカルシウムをたくさんとる意味があるのです。
また、結石のもとになる尿中の成分はさまざまです。
しかも、この40年間で患者数が約3倍に増加しています。
(以前はカルシウムはよくないと言われていましたが、そうでは無いことがわかりました)• 尿路結石に対しては特にNSAIDsの座薬がよく使われます。
尿意を我慢せずにトイレに行くことを習慣づけましょう。