なーんて、あっという間に振り返られる程度の恋しかしておりませんが、それらの恋の終わりはいつもみっともなかった。
そしてこの作品は、ライブで歌い上げられていくうちに、歌詞の意味を超越し、歌詞に文句を言う自分をも打ちのめすような荘厳された美しさと圧倒的な迫力を身につけていった。
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ライブを重ねるごとに、拓郎の絶唱はその演奏とともに練り上げられて磨かきあげられ、まるで黒人霊歌か何かのような神々しさの域にまで至ってしまっている。
爆笑問題の 田中裕二さんがゲストで楽曲について解説などを入れていましたが、この『外は白い雪の夜』の話を聞いて、思わず唸ってしまいました。
本当に、短編映画を歌詞にそのまま落とし込んだかのような、風景が脳裏に浮かぶような歌詞ですね。
81年のベストアルバム「ONLY YOU」で、拓郎は原曲のボーカルだけをライブっぽく入れ替えた折衷型だが、原曲とライブはまるで細胞分裂したかのごとくライブバージョンが独立して進化・定着していくことになる。
お願い、もっとあちこちで言って、言って。
その意味では、私が最も愛したのは、今の妻と最初の妻、そして、不適切な関係 にあったYKの3人だといえる。
お互い好きな気持ちは変わらない中で、お互いを思い続けながらも、お互いのために別れていく。
鉄壁のライブ演奏を聴きながら、抒情的な原曲を想い、原曲を聴きながら、ステージで磨き上げられて荘厳に高められたライブ演奏に想いをいたす。
最後の「席をぉぉ立つのはぁあなたからぁぁ」の前に、島村英二だとドラムロールがドゥルルルルルと入ってからスドンスバンと炸裂するところの迫力のエクスタシーもたまらない。
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自転車での仕事からの帰路、夜の暗闇を白く明るく輝かせる雪を見ながら口ずさみました。
御大も語るように「こんな女性はいない。
今でもふと思い出すことありますが、ちょっと苦い。
そしてアルバム発表の翌年79年のコンサートツアー及び篠島のライブの時から、既にコンサートの重鎮ナンバーとなっていた。
言って みれば、恋愛は瞬発力が主力になり、結婚は持続力がキーになるのだ。
但し、ライブのアレンジは原曲とは全く違った。
みゆきさんならではの恨み節とでも言いましょうか。
いや、そんな卑怯な言い方はやめよう。
しかし、人間、往々にして過ちを犯すので、例外はあると言わざるを 得ない。
アルバムの発売日に、目黒区民センターの小室等の23区コンサートで弾き語りで歌われた。
最後の最後まで恋を求め切れなかったこと、きちんと別れの苦しみや哀しみと向き合わなかったこと、情けない思いで苦いのです。
ただどちらの視点の歌詞からも、お互いを本当に深く想っているということだけは伝わってきます。
常に字余りのような歌詞が続いていくので、正確に歌うにはなかなかに難しい楽曲ですが、サビだけはとてもシンプル。
自分は、さほどの傑作とは思わない。
ところで、 最後の最後に綺麗な想い出にしたいと思うか、と自分を振り返ってみると、そうではなかったなぁ。
音楽の魂だ。
そのYKなる彼女に出会い、深い仲になったの が、1990年のクリスマスイブで、その冬に燃えるような恋をしたということもあり 、冬バージョンは、私にとっては、彼女との思い出と同期する「ソウルソング」に なっているのだ。
この作品を神曲として涙ながらに愛でるファンは多い。
秀逸なフレーズがある曲として、欠かせないのが、吉田拓郎の「外は白い雪の夜」 である。