インターネットではブラウン氏の予言のような人類滅亡説が数え切れないほど拡散し、新型コロナウイルス流行の不安を政治的混乱やオーストラリアの山火事、アフリカを襲うバッタの大群などと結びつけて不安をあおる。
Penguin Random House 同書のように、新型コロナウイルスは「この世の終わり」の兆候だとする予言者の言葉は、専門家にも食い止める術がない疫病と化している。
予想できない事態が再び世界で起こるかもしれない」. 自身についても88歳で死ぬと予言していたが、実際に死去したのは77歳の時だった。
2000年にかけての滅亡説に続き、古代マヤ文明の暦を根拠に2012年で世界が終末を迎えるという説もあった。
それが何らかのきっかけで世界中に広まれば、重大事態になります。
ブラウン氏の予言は真実と虚偽をない交ぜにしたものと位置づけ、真実でも虚偽でもないとした。
米アマゾンのランキングではノンフィクション部門で2位に浮上、売り上げも急増した。
「2020年ごろ、重い肺炎のような疾病が世界中に拡散し、肺と気管支を攻撃し、既知の治療法全てに対して耐性を持つ」「疾病そのものよりもさらに不可解なことに、それは到来した時と同じように突如として消え去り、10年後に再び攻撃し、そして完全に消滅する」 この予言は人々の記憶から消え去り、著者のシルビア・ブラウン氏は2013年に亡くなった。
(CNN) 2008年夏、5歳の時からお告げが聞こえるようになったと主張する高齢の霊媒師が、不吉な予言について記した本を出版した。
そのうえで、「同書が重症急性呼吸器症候群(SARS)の流行後に執筆されたことを考えると、ブラウン氏の『予言』がまぐれ当たり以上のものだったのかどうかは定かではない」と結論付けている。
「北極圏の永久凍土がどんどん溶け出しています。
事実関係検証サイトの「Snopes」はブラウン氏の予言について検証し、「あり得そうな出来事に関するあいまいな主張を説いて回ることは予言ではない」と指摘。
サバイバルキットの売り上げは急騰し、中国のある男性は現代版のノアの箱舟まで建造したと伝えられた。
そうした説の多くは、聖書の中の「ヨハネの黙示録」に関する非常に不正確な解釈を含む。
太古のウイルスは今のウイルスと比較すると、感染力が強いし、スピードも速い。
。
人類滅亡説は人の心をかき乱し、精神の健康を損なわせると専門家は言う。
巨大な穴は、永久凍土に閉じ込められていたガスが、気象と関係する何らかの原因で爆発してできたのではないかと考えられているのだ。
銃や弾薬の買いだめに走る人がいるのも無理はないのかもしれない。
次元が違うようです。
その中には数百万年前の動物の死骸の化石などが封印されています。
各国の科学者の間では「温暖化が進むほど、こうした未知のウイルスに感染して病気を発症するリスクが高まっていく」ことが懸念されている。
2016年に起こった熱波の後、鹿の体が埋まっていた永久凍土が溶け、封印されていた病原菌の胞子が大気中に放出されたと見られています」(サイエンスライター) ロシアの疫学研究所によると、マンモスの死骸の中からは未知のウイルスが発見されている。
しかし新型コロナウイルスのパンデミックを受け、この予言本「End of Days: Predictions and Prophecies About the End of the World(この世の終わり:世界の終末についての予言と天啓)」が改めて脚光を浴びている。
「2016年、ロシアのヤマル半島では、溶け出した永久凍土の中にあったトナカイの死骸から炭疽菌の感染が広がり、現地住民が70人以上も入院し、男児が死亡した。
研究者によると、この炭疽菌は75年前に死亡した鹿の死体で生き続けていたのです。
それが溶け出しているのですから、有害な細菌やウイルスが大気中に放出され、人体に悪影響を及ぼす可能性があるかもしれない。
しかし宗教や予言について研究している専門家は、そうしたソーシャルメディア予言者や霊媒師に対して自己隔離を促している。
ロシア北極圏のヤマル半島やシベリアなどでは、2014年から巨大な穴が相次いで確認され、周囲に設置されているパイプラインなどへの影響が指摘されている。
公衆衛生が専門の医師で作家の外岡立人氏がこう危惧する。
「聖書を持っていなければ買いなさい」という一節で予言を終わらせるものも多い。
人類滅亡説を唱える人たちの動機が何であれ、そうした予言は過去に何度も浮上していた。