ウイルスは空気中だけに存在しているわけではなく、服や机など手に触れるものに付いている場合もあります。
5)産業技術総合研究所はリスク評価モデルを活用して1〜3のデータから着用時の感染リスク低減効果を評価する。
「基本的には『息が吸いにくい=性能が良い』と覚えてもらいたい」とした。
マスクは素材によっては静電気が蓄えられています(静電容量)。
新型コロナウイルス感染症の流行初期には、マスク不足が深刻な問題になりました。
新型コロナウイルスが再び猛威を振るっている。
Reducing transmission of SARS-CoV-2. その一方で、1m離れていてもウイルスは吸い込まれることが分かりました(図2)。
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COVID-19は会話中や咳などにおける飛沫を媒介として感染が拡大します。
そこで、その解決策として、経理部の固定席にはアクリルパネルを設置することになりました。
そもそもエアロゾルとは、気体中に液体ないしは固体の微粒子が広がった状態を指していて、ほこりや花粉、霧などが含まれます。
既にパネルがあるデスクはこの対応でだいぶ費用を抑えることができました。
感染予防対策は、『相手に心を配りながら』『自分自身も守る』という、お互いの思いやりから始まるのだろうと、私は思っています。
図4 マスク装着によるウイルスの拡散防止効果 ウイルスを吐き出す側のマネキンにマスクを装着させ、ウイルスの吸い込み量への影響を検討した。
「大声出すほど増える」報告も では、なぜ泡がはじけるときに飛沫ができるのか。
不織布はどのサイズの粒子も98~100%遮断。
このことからも、マスクさえしていれば大丈夫と予防効果を過信するべきではないのです。
研究とは別だが、立大学の栗田玲教授(ソフトマター物理学)らが詳しく調べた論文が2月、国際専門誌に掲載された()。
一方で、フェイスシールドは大きな飛沫(50マイクロメートル以上の水滴)であれば抑制する効果が見込めるが、より細かいエアロゾルはほぼ漏れてしまうことが分かった。
ただ不織布の効果が高いのは、顔と隙間なく着用した場合に限られる。
そのため、ウイルスや細菌を保有している人がその場にいなくても、第三者に感染が広がるおそれがあります。
どのくらい効果があるかは不明ですが、マスクの着用にはもう一つ「口元の加湿」という意味もあるようです。
本研究では、空中に浮遊するSARS-CoV-2に対してマスクがどの程度の防御効果を持つかを検討するために、感染性のSARS-CoV-2を用いてウイルスの空気伝播をシミュレーションできる特殊チャンバーを開発しました(図1)。
噴霧器の口に不織布、綿(布、ガーゼ、オーガニックコットン)、ウレタンの各マスクを当てて、飛沫を約5秒間出し、それぞれの外側ににじみ出た飛沫粒子数をサイズ(0・3~5マイクロメートル)別に計測。