呉越同舟の意味 出典: 呉越同舟は、故事成語と呼ばれる熟語です。
「大同団結」 「利害が一致する事で、細かい主義主張を越えて協力し合う」という意味の類語になります。
この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
人間は相性があるので、みんなが仲が良いとは限りません。
敵同士という状況に振り回されずに、状況に合わせてなすべきことを選択することは、現代でも生き延びることに必要な判断能力の一つでもあるのです。
呉越同舟の類語 「呉越同舟」には、下記のような類語が存在します。
あの二人は普段は仲が悪いが、試合となると「 呉越同舟」な見事なコンビネーションを発揮する。
なお、「呉越同舟」の対義語にピッタリ当てはまるものはないですが、強いて言えば、同じ仲間うちにも関わらず異なる考えを持つことを指す「 同床異夢」が挙げられるかと思います。
誰もが知るこの格言は、敵同士でも同じ船に乗ったら、危険なときは助け合う、という意味である。
・仲が悪い2人だったが、東日本大震災の時はお互いに助け合って避難していたのは、まさしく 呉越同舟だと思った。
例文 我々の上司はいつも嫌味ばかり言ってくる意地悪な人だが、もしかすると自ら憎まれ役を買って、課内に 呉越同舟の効果を生み出そうとしているのかもしれない。
夫呉人與越人相惡也。
また「同舟」を「 どうせん」と読んだり、「同 船」と表記するのは間違いなので注意が必要です。
例文4. 船がっくりと岸を離れ南岸に向かって走り出し川の中ほどに来ると、突然空が真っ暗になり、激しい風、天の底が抜けたような雨、そして巨大な波が船を襲いました。
なお、「呉越同舟」に使われる「 舟」という漢字についても、なぜ「 船」ではないかも大切なポイントなので、詳しく説明しますね。
同僚でも仲が悪いということもあるでしょう。
「呉」と「越」は中国の春秋時代の国の名前。
」 曰、「可。
広い意味では団結や、共同戦線という言葉が使われます。
『浣紗記』によれば、西施は川で范蠡に見初められ、国のために泣く泣く呉に送られるのですが、呉滅亡の後はまた范蠡と仲睦まじい幸せな日を送ったことになっています。
概要 昔の中国のある人は、こんなたとえ話をしたそうです。
夫差は「伍子胥に合わせる顔がない」と言って自殺します。
・物凄く仲が悪い2人だったが、お互いに外国に留学して頼る人がいない状況。
兵 ここでは軍隊。