脳ヘルニアの診断方法 検査方法として、意識障害や瞳孔異常の有無などで判断します。
テントの上には左右の大脳、下には小脳や脳幹(のうかん)などの生命に深く関わる部位が存在しています。
ただし、長期にわたり極度の過換気療法を行うと、脳虚血を引き起こす危険があるため、行う場合には注意が必要です。
基本的には、 脳幹付近に脳占拠病変があるものの方が 呼吸中枢を障害しやすいため、死亡リスクは高いです。
鉤ヘルニア• 図5ホルモンを分泌する器官 ホルモンは血流に乗って全身に運ばれ、各所で作用します。
呼吸の深さ この3つについて評価します!! 姿勢異常 姿勢異常は四肢に屈曲・伸展パターンが生じていないかを確認します!• 人工呼吸器を使用している患者の場合、過換気によって血中の二酸化炭素分圧を30~35mmHgほどにして、頭蓋内圧を下げます。
頸部が屈曲していると内頸静脈が圧迫されて頭蓋内圧が上がってしまう危険があるためです。
さらに進行すると呼吸が止まります。
テント上の病変によってテント切痕が生じ、二次的に大孔ヘルニアが引き起こされることもあります。
小脳梗塞になると、後遺症として認知症や言語障害、脳性麻痺など、日常生活に支障を来すものがほとんどですから、早めの対応が必要になります。
瞳孔に異常が現れる 意識障害と並んで初期に現れる症状として、瞳孔の異常があります。
帯状回ヘルニア 大脳半球を左右に分ける大脳鎌を越えて反対側の半球へ脳実質が入り込んだ状態です。
副腎皮質ホルモン 脳浮腫によって頭蓋内圧亢進が起こっている場合、脳浮腫を改善することが第一です。
上行性テント切痕ヘルニア 小脳テント下病変により小脳の前部がテント切痕に移動し、脳幹を圧迫します。
次いで脈が乱れ、血圧が下がって死に至ります。
例外としては、• 急性期には3、6、12時間後と頭部CTでフォローし出血拡大の有無を判断すると思います。
とくにテント切痕ヘルニア、大孔ヘルニアでは維持ができなくなる。
図を見てもらうと分かる通り 脳幹に近い部分のヘルニアは致命傷になりやすいです(青く塗られた箇所)。
ただし、副腎皮質ホルモンを投与する際には、消化管の出血や免疫力低下に伴る感染症、傷が治りにくい、糖尿病が悪化するなどの副作用に注意を払う必要があります。
(慶應義塾大学医学部救急医学専任講師 並木 淳). 除脳硬直• ただし、副腎皮質ホルモンを投与する際には、消化管の出血や免疫力低下に伴る感染症、傷が治りにくい、糖尿病が悪化するなどの副作用に注意を払う必要があります。
脳ヘルニアとは 頭部外傷によって、頭蓋骨よりも内側(頭蓋内)に血腫や脳のむくみ(脳浮腫)が生じると、脳は硬い頭蓋骨で囲まれて余計なスペースがないため、頭蓋内の圧が高まり(頭蓋内圧亢進)、軟らかい脳はすきまに向かって押し出されます。
頭蓋内圧亢進の対策 脳実質の増大は主として脳浮腫によるものです。
瞳孔不同 瞳孔の大きさが左右非対称になる症状で、脳ヘルニアが起きている側の瞳孔が大きくなるようです。
ICU管理が必要なレベルの脳出血の状態だと、の可能性もあるので痙攣時の初期対応も心得ておく必要があります。
呼吸 橋、延髄の呼吸中枢の障害による異常呼吸パターン• 生命の危機 脳ヘルニアの症状が進むと、大脳皮質の障害により硬直が起きる「除皮質硬直」、中脳の損傷によって硬直が起きる「除脳硬直」が引き起こされます。
そのために投与されるのが副腎皮質ホルモンで、抗炎症作用によって細胞膜を強化したり、血液・脳関門を保護、修復することができます。
リハビリでは、頭蓋内圧が高まることで生じる症状を知り、 それに対応するリスク管理が必要になります。
また、痛み刺激で手足を突っ張る除脳姿勢を示すこともあります。
この後、脈の乱れと血圧低下が起こり、死に至ります。
脳ヘルニアは何かしらの理由で脳実質が押され、 上で説明した隔たりの間から 左右またはテント下にはみ出てきます。
ハテナースは、ナースの質問したキッカケに注目した上で、まるで新人看護師に説明するように具体的でわかりやすく、親切な回答を心がけているQAサイトです。
呼吸のリズム• ハテナースは、ナースの質問したキッカケに注目した上で、まるで新人看護師に説明するように具体的でわかりやすく、親切な回答を心がけているQAサイトです。