このお話は夫婦関係がテーマだけど、夫婦に限らず人生って100%幸せなんてない、どこかで少し諦めて自分を納得させている、そんなものかもしれません。
サクッと読めるので一度読んでみては?. 不愛想な印象だった後藤さんですが、 どんどん可愛らしい部分や、 誠実な人柄が見えてきて 読者としても好感度が上がります。
離婚するほどじゃないけど…、でも幸せじゃない妻。
夫と離婚? 世間の人はDVとか浮気とかもっと大きな理由で離婚してるのに、そんなこと出来ない。
この漫画の面白いところの1つが、主人公翔子の心の内と、夫の心の内が交互に出てくるところだったんですね。
ぶっきらぼうな態度に最初はムカつくも、後藤さんのことがだんだんかわいく思えてくる。
仕事と子どもたちの世話で忙しく、 夫のことでイライラする時間は今の翔子にはもうないのです。
「結婚しても異性と映画に行くくらいならアリじゃない…?」 後藤さんと会う前日、洋服を買い、美容院に行き、1日で3万円も使ってしまう。
そして後藤さんが就職して忙しくなったり仕事のストレスを抱えるようになったら、自然正面するのではないでしょうか。
徹底的にリアルな展開 最終回の前まで読んでいて、「働いたら自分に自信が持てて、そしたら夫が自分のことを認めるようになって、めでたしめでたし、なーんて展開になったら嫌だなぁ。
それが翔子が夫に改めて離婚を宣言するところから、 夫の心の内は一切描かれていないんですよ。
お客さんが買った本の表紙に「不倫相手はソウルメイト」という言葉を発見する。
後藤さんとLINEでやり取りし「やっぱり友人としても楽しい。
これで好きになる主人公って、相当恋愛下手だなぁって思いました。
後藤さんはコンタクトレンズで現れた。
生活のためと割り切って家族すればいい、 今は私の心と子どもの心を守れればそれでいい。
原因は、温泉旅行の時に疲れていて夫からの誘いを断ったから。
この職場にはバツイチやシングルマザーが多くいることを知り、先輩のアドバイスもあり、資格を取ることを決意します。
本屋でバイトをはじめる。
このマンガの感想としては あとがきが最も共感した部分です。
「いい子っていうのはお父さんの言うことを聞く都合のいい子ってことだよ!」 「私がこんなニコニコしてるだけで中身のない人間になったのはお父さんのせいよ!」 それを聞いて父親は 「ごめんな」と謝りました。
帰宅すると、夫は朝帰りしたことを何も怒らず、これから友達に会いに出かけてくるという。
あれから初めての後藤さんと同じ時間帯のパート。
いい悪い以前に結婚という契約破りの法律違反を犯してることになります。