楽に死ねる - あたしが自殺未遂して超絶キツかった話｜西野くず｜note

封を開けながら 頭がくらくらしたし、本当に気持ち悪かったけど 目をぎゅっとつぶって何とか耐えた。

「お母さんもう86歳だし、だんだん動けなくなるから、施設に入るか？」「最後は病院がいいの？ 家がいいの？」って聞いたら、「なんてこと言うの！ 親にそんなこと聞くものじゃない！」って、えらい怒られて。

ドラマなどで、「Ａさんを好きな気持ちは、あなたより大きい、私が一番だ」 などというくだりが出てきますが、 気持ちを比べるのは、難しいと思いませんか？ １の場合でも２の場合でも、それぞれ事情があり、気持ちも異なると思います。

知人に相談し、隣町の漫画喫茶のオーナーを紹介してもらったのです。

そうしなければ、私は事件を起こさなかったのかもしれません。

その匂いは今でも鼻にこびり付いています。

「朝起きてから、大きく背伸びをしたんです。

くずでした。

その時、点滴や経管栄養を行なわず、食べられるだけ飲めるだけの自然な経過に任せることで老衰死を迎えられる。

そこなら楽になりませんか。

それは、洗濯物の匂いだったのです。

小林麻央さんだって、海老蔵さんの帰りを待って、最期に「愛してる」って言い残して亡くなったでしょう。

それから、家族だけで受診して在宅医と話し、医師との相性を確認することも重要です。

僕も一人暮らしの母親に聞いたんですよ。

自殺って結構めんどくさい物である。

今ここで言っちゃったらバレるけど、たぶんインドに行って、1人でガンジス川に行って、行方不明になってそのまま帰ってこないみたいな。

素人が練炭で自殺するには空気が入れ替わらないように入念な準備をしなければなりません。

仮に飲めたとしても、もし見つかった場合には胃洗浄という処置を受けることになります。

あ、当然、安楽死が１位なんですが、それは現実味がないですから排除してますよ。

何年も植物状態になったり、 脳へ酸素が行き渡らず 認知機能が破壊されて 重い障害を抱えることになったり。

それは残された子どもがPTSDになるから。

その通り沿いには市内でたぶん一番大きいホームセンターがあり、そこにふらっと入ったのです。

中途半端に口を差し挟まずに、ただひたすらに「聴いてくれる」人間がいるだけでも、「死にたい」ほどの辛さは少しでも軽くなる部分があるのです。

この死に方だけは避けたい 人々が「死」に対して、もっとも恐れること。