13年末時点で100兆円を突破した日銀預け金残高であるが、それから半年が経過し、さらに50兆円も積み増しされたことになる。
高橋先生は、おそらくこの事実を持って 「真の債務性はない」とおっしゃっているのでしょう。
今回の日銀の政策は、「日銀の口座に通常より多額の資金を積み立てるよう指導する」です。
ところが、現在は国内の銀行が預金準備率をはるかに上回る規模のお金を、日銀当座預金に預けっぱなしにしている。
日銀は日本で唯一の「発券銀行」ではあるが、 貨幣を発行しているのは、日銀ではない。
しかしもう一つ 日銀当預や紙幣も統合政府の負債になる。
銀行と民間の お金の貸し借りも、預金を創出します。
というわけで、皆さんも興味があるであろう政府の 国際所有者別シェアをグラフ化してみましょう(2016年9月末速報値)。
また銀行が金利や手数料収入をとるときにも 預金は減少する) つまり、預金が発行されるとき、それと 引き換えに、銀行は顧客の借入証文や 第三者の債務証書や日銀の債務証書である 紙幣といった経済的資源を入手するわけですが、 銀行は、将来、それと同額の経済的資源 (顧客や第三者や日銀の債務証書)を 手放すことを約束しているのです。
つまり、現在の日本政府に求められる解決策は、金融政策の拡大ではなく、「政府が需要を創出し、民間企業や家計の資金需要を高めること」になるはずなのだ。
ここで日銀当座預金は1億円増えます。
マネタリーベースの解説 景気が悪い時は「思い切り」増やす マネタリーベースとは、日銀が発行した紙幣発行残高と日銀当座預金、貨幣流通高 100円玉などの硬貨、貨幣は財務省が供給 の合計金額です。
著書に(日本経済新聞社、2001年)、(有斐閣、共著、2002年)、(ダイヤモンド社、2004年)、(ダイヤモンド社、共著、2006年)。
経済学の教科書によく出ていた「準備預金が増えたら銀行は貸し出しを伸ばし、マネーサプライが増加する」という説明は現代にはそぐわない。
日常の生活に必要のないと思われるお金は定期預金にしたり、国債で運用したり 、或いは、株や社債 で運用するかもしれませんが、その一方で、急な出費に備えて現金を多めに持っていたり 、或いは、いつでも引き出しが可能な普通預金を持っていたりするでしょ? その我々の普通預金と同じような意味を有する 預金が、民間銀行が日銀に預けている日銀当座預金に になるのです。
開閉ボタン• 預け入れなければならない最低金額を「法定準備預金額」または「所要準備額」といい、「法定準備預金額」を超えて日本銀行に預けている準備預金を超過準備という。
日銀が緩和の金融政策として預金準備率を下げたとします。
その反対に、政府の財政赤字が民間貯蓄を 生み出しているのである。
なぜ日銀当座預金が分割されているのか? 正直複雑な計算になっていてよくわからないかと思います。
見ての通り、民間金融部門が保有する現金通貨(銀行券)は マネーサプライには含まれない。
四半期で、1.8%ほど増えているため、 直近では38%前後といったところでしょうか。
当然、銀行同士の取引であれば、短期資金のやり取りや 国債の売買などに使われる。
というのも、マネタリーベース=「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」+「日銀当座預金」 だからです。
経済学者の中には、よく 「日銀と中央政府を統合(連結)すれば、 国債は実質的に無くなる」という人がいます。
だから、これも現金と同じく普通の貨幣と考えてもらいたい。
債務とは例えばIFRSに従うなら 「過去の取引の結果として、 将来、経済資源の流出が起こりそうで、 それを金額で表示できる」ものです。
日銀当座預金は、民間金融機関が日銀に預けているお金の合計で、民間金融機関は日銀当座預金を通じて銀行間取引などを行っています。
開閉ボタン• 【2016年9月末時点(速報値)日本国債の所有者別内訳(総額は971兆円)】 色々と悩んだのですが、国債所有者別内訳は今後、 上記のフォーマットで更新していくことに致します。