イベントのあとで、前著の担当編集のAさんが、「このイベントごと冊の本にできそうなほど、充実した内容でしたね」と感想を漏らすほどでした。
ポチりました。
例えば、当事者同士の夫婦とか、吃音症など認知度の低い障害も併存している方とか。
割り勘カップルの女性に、なぜ割り勘にしているのかを聞くと「相手に借りを作りたくない」「奢ってもらえるほど相手を楽しませている自信がない」といった理由が挙げられました。
だから、興味があることに過集中になって、やりすぎて疲れるのはあまりよくないとは思いますけど、出来る限りやれるときにやるのは自分としては1つのライフハックじゃないかなと思っていますね。
大切なのは、「子どものSOSを見逃さないこと」に尽きると思います。
このように、ADHDだけ、というのはむしろ少なく、2種類、もしくは3種類の特性が混じり合っていることがほとんどです。
(聞き手・石井志昂/編集・高村由佳) * * * 自分のトリセツを持つことで これまで取材してきた不登校の子のなかには、発達障害ゆえに不登校になっている子もいました。
でも精神科って、そんなに救急で診なきゃいけないことは少ないかなと思うので(大丈夫です)。
でも変な場所を探すから棚を壊しちゃったりするんです。
それは確かにあるかもしれないですね。
今までの自分なら諦めていたかもしれませんが、私の体験談を通じて一人でも多くの当事者や関係者へメッセージを届けたいんです。
でも精神科って、そんなに救急で診なきゃいけないことは少ないかなと思うので(大丈夫です)。
姫野:遅刻しちゃう人とかね。
そして、そのハックを実践することで、日々のミスや困りごとが減るだけでなく、できないことがある自分を責めたり、卑屈になってしまうのを防止効果も期待できます。
しかし、中には「発達障害を持つとつらい人生を送ってしまう」「遺伝の可能性があるので、発達障害者は出産を控えたほうがいい」といった悲しい感想もあると、とむさんは言う。
じゃあ、今回リアルイベントじゃなくてこんなかたちでの配信となってしまいましたが、見てくださった方、ありがとうございました。
Sidow:待ち合わせに30分以上前か……。
その風当たりの強さを解消するためにも、姫野さんは今後も書き続け、「生きづらさ」を抱える人たちへの理解を促していきたいという。
私自身、実家を出たら、過干渉気味で疲弊することもあった親との関係が少し良くなりました。
それを選んで、実際にどうだったんですか? 姫野:私は会社員が絶望的に向いてなかった。
基本、完璧主義なので長年付き合っていた人でもちょっと嫌なことがあるとそこで関係をきっちゃうんです。
モチはモチ屋ですね。
「赤の他人に、そんなこと言われたくない!」 思わずそう叫んで、電話を切ってしまった私でした。