秋山謙一郎 [フリージャーナリスト] あきやま・けんいちろう/1971年兵庫県生まれ。
体は細いが、見るからに貧相な顔をしている。
日本最大のドヤ街である「釜ヶ崎」の東隣に広がり、大方は大正時代に遊郭として開かれた当時の歴史的建造物が数多く立ち並ぶ、日本国内でも稀に見る街並みであるが、場所柄だけに長らくタブー視され続けてきた。
出口の目の前からはじまる動物園前一番街商店街は、かつて飛田本通商店街と呼ばれ、同時にヤクザ銀座でもあった。
すぐにフェラが始まる。
通称「要塞」。
昔は覚せい剤も打っていたくらいだから大丈夫だと思ったんだけどな」 デパスは合法でありながら依存に陥る危険性もある。
中は薄暗く、誰もいない。
車道のど真ん中で正座してるオッサンとか。
戦後すぐの頃、有名親分の大半が西成で修行を積んでおり、実際、今も暴力団組織がひしめき合っている激戦区だ。
そのときは足場に登っていたが、目がグルグル回って本当に焦ったからな。
薬物はおっちゃんに話しかければ打ってくれるという噂だ。
そして子供太鼓のだんじりの後ろにズルズルとカメラを手にしたギャラリー達も連なる。
ああ、早く帰りたい。
太った中年女が出てきた。
そうそう。
そして最近、不況を背景にこの「人身売買」がさらに凶悪化しているようなのだ。
中に入ると思ったよりはみんな優しい印象ですよ」 「西成って住む場所としてはどうですか? 一昔前は 激安物件ばかりで、僕も住もうかなと考えたことがあったんですが」 「後輩が駅のすぐ裏のマンションに引っ越すんですけど、家賃がインターネット代込みで4万らしいんですよね」 「えぇ~ネット込みで!? 広さは? 風呂は? トイレは?」 「すごい食いつくな……。
どうも、こないだ西成に行った時に西成ののれ現場を目撃して戦慄したN里です。
街並み的にはもっと評価されても良い場所なのだが、いかんせん現在も「料理組合」を標榜しながら「お遊び」ができる場所になっている事は周知の事実。
素人では勝てなくなってきちゃったんで、それもどうかと思うんだけども(笑)」 「外国人横綱で賑わう日本相撲界みたいな状態に」 西成に住んでる人はどんな人? 「昔は日銭稼いで生きるオッチャンらがドヤに住んで、手配師が来ては仕事場に連れてって、てのが多かったと思いますけど、最近はそういう仕事も減ってるみたいで」 「自分も、昔はこの辺を朝通ってるとよく『働かんか?』って感じで声かけられましたけど、今はぜんぜんないですね。
また警察や暴力団の目に付かないよう、西成でもおとなしく暮らしていると聞く。
タグ文字のいたずら書きが目立つステンレス製の郵便ポストが並び、ことごとく破壊されている。
2月の取材記事なので冬服で失礼します! みなさんは大阪にある「西成」という地域を知っていますか? 「あいりん地区」「釜ヶ崎」のことをそう呼ぶことも多いです。
だが今、その時着ていた服を見る度に、あの「西成の匂い」が鼻腔の奥から蘇ってくるのが不思議だ。
西成に、1Fがテラス席のホテルだと……? そんな西成の街の変化について、この一帯をくまなくウォッチしてきた人にあらためて聞いてみよう、ということで最初にこの街に自分を連れてきてくれたこの方にうかがうことにしました。
それで代とか経費引いて一人10万以上にはなるで。
「闇取引の品物をを売る」 怪しさ満点ですね。