作品自体はいずれも力作ではあるが、『花束みたいな恋をした』はメジャー大作級の館数となった(ただ、新型コロナウイルスの影響で国外・国内のメジャー大作が公開延期したことが少なからず影響しているため、イレギュラーなケースといえそうではある)。
麦くん目線の後にすぐ絹ちゃん目線が描かれている。
実力派俳優である 2人がW主演。
そして、会話も喧嘩もなくなった2019年、友人の結婚式の帰り、交際を始めたファミレスでふたりは別れ話を始める。
冒頭二人は「なぜパー(紙)がグー(石)に勝てるかわからないと述べている」。
映画館で鑑賞した直後に唯一ひっかかっていた点に、「ふたり、の単独行こうとしてた割にその後お笑い好きな描写なくない?」という疑問があったのだが、ふたりが喧嘩していた際に麦が怒り混じりに「じゃあ結婚しようよ」と口にした場面で 絹「それってプロポーズ?」 麦「……」 絹「今、プロポーズしてくれたの?」 麦「……」 絹「思ってたのと違ってたな」 というやりとりがある。
だからこそ、絹がや実家のプレッシャーに苦しんでいた際にはその危険から絹を守るために同棲を提案したし、その同棲の持続が危ぶまれたタイミングで夢を諦めて就職したのである。
最後二人は結ばれないことがわかっている展開がすきだから(ララランドや)期待して行った。
4月5日時点の数字では、累計で観客動員265万人、興行収入35億円を突破。
そして気がつけばLとRを分け合ってひとつの音楽を聴こうとしていたふたりは、LとRその両極端まで心が離れていってしまっていた。
だから僕はこの映画にくすぐられてしまった。
を自分だけが知っている。
もっと2人の時間があったら。
2人はサブカル趣味を共通言語として意気投合し、仲良くなり、微笑ましいステップアップを経てお付き合いを始める。
坂元裕二は 『最高の離婚』の中で、東日本大震災の影響で徒歩で会社から帰る二人の出会いを描いている。
麦は何かを感じ取り、一緒にいたいと心変わりした。
個人的には邦画史上最高の映画。
東京テアトルの直近の作品は『ソワレ』『星の子』『あのこは貴族』など中小規模のものが多い。
映画館で鑑賞した直後に唯一ひっかかっていた点に、「ふたり、の単独行こうとしてた割にその後お笑い好きな描写なくない?」という疑問があったのだが、ふたりが喧嘩していた際に麦が怒り混じりに「じゃあ結婚しようよ」と口にした場面で 絹「それってプロポーズ?」 麦「……」 絹「今、プロポーズしてくれたの?」 麦「……」 絹「思ってたのと違ってたな」 というやりとりがある。
書籍を単なるインテリアにしてしまった TSUTAYA への諦念のような、あるいはもはやどの地方のイオンにだって入っている格好ばかりのヴィレッジヴァンガードに対する虚しさのような。
4会議室にアルコールを設置しております。
今家族になったら、俺と絹ちゃん、上手くいくと思う。
静岡のに実はいってた。
でも、 現実社会の会話ってそういうものだ。
話がややスピンオフしますが、僕にもあった。
物語は ふたりの生活や関係にだけ言及していて現実はそんなものだからこそ、そこに共感が生まれるのだと思います。
こうした変容は、ことさら批判的な視点では描かれない。
店に入った四人は差し当たりのない会話をするが、麦は斜め向かいの席に押井守が座っていることに気づく。