重くない。
訪れたホテルで、部屋から男と出て来る今ヶ瀬を見つけた恭一は、我慢できずに問い詰めます。
ある日、浮気相手だった女性と仕事で再会し帰りが遅くなった恭一は、「遅かったね」と聞く今ヶ瀬に、仕事だったと嘘を付きます。
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INTRODUCTION 原作は、人を好きになることの喜びや痛みをどこまでも純粋に描き、圧倒的な共感を呼ぶ心理描写で、多くの女性から支持を得た水城せとなの傑作コミック「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」。
今ヶ瀬は、恭一の半端な優しさに結局は傷つき家を出ます。
快楽に溺れる 恭一は口にキスするだけだと思っていましたが、今ヶ瀬は「どこにとは言っていない」と色んな場所にキスし始めます。
しかし、舌を入れられそうになって拒否。
ある日訪ねてきたのは、浮気調査の結果を携えた、大学の後輩である今ヶ瀬。
「さぁ、選んで。
「心底惚れるとすべてにおいてその人だけになってしまう」。
演技が上手いふたりですし、は楽しみです。
仕事はキメるけど、下半身はゆるい。
10人中10人が上手いと感じる成田凌の演技と比べて、ややわかりにくいので見落とされがちですが、後半は大倉くん演じる恭一が非常にキメまくってました。
しかし、法的には認められていなかったり、偏見や差別問題はまだまだつきません。
また物語には、恭一と今ヶ瀬を取り巻く4人の女性が登場しますが、それぞれの恋愛で満たされない部分に共感してしまいます。
そして、恭一を一途に想う今ヶ瀬渉役に、『愛がなんだ』(19)、『カツベン!』(19)など話題作への出演が絶えない実力派・成田凌。
今ヶ瀬は、 「昔からずっと好きだった」と言い、7年間一途に恭一を想い続けてきたことを告白します。
今ヶ瀬は、ずっと恭一と関わる人に男女問わず嫉妬してきたこと、一日中ずっと恭一のことを考えて変になりそうだったことを打ち明けます。
何を言っても流される気配のない恭一の態度に、もう終わりだと思った今ヶ瀬でしたが、部屋に自分が使っていた灰皿が残されているのを見つけました。
体を重ねる2人 そんな恭一に今ヶ瀬は「おれはずっと待っていた」と想いを打ち明けます。
かっこかわいいなんて、ズルイ!要するに、最強です。
『もうどうでもいいや。
スマホを盗み見した今ヶ瀬は、2人が食事をしていたタイ料理屋に、元カレを連れ来店します。
正直に言うと、なぜ今ヶ瀬がこれほどまでに、優柔不断で流されやすい恭一に激しい恋情をもつのかわかりませんでしたが、作中で、それらを匂わせる今ヶ瀬自身の台詞もあり、よく考えると恋とはそういうものなのかも知れません。
俺とは違う世界なんだって思ったよ」。
日本を代表する映画監督・行定勲が、揺れ動くふたりの狂おしくも切ない恋を、時に繊細に、時に大胆に描きだす。
でもゆうに超えてきました。