第5章は、現在の大学が置かれている社会的文脈を概観し、研究によって生産された知識を他者や社会に移転するときに起きる問題から、大学の社会的責任を捉え直す。
しかし、道真の昇進を妬んだ貴族たちによって 大宰府に流され、不遇の死を遂げました。
先に 著 ( あら )わしたる一冊を初編となし、なおその意を 拡 ( おしひろ )めてこのたびの二編を綴り、次いで三、四編にも及ぶべし。
2021-06-03 19:00:00 人気の記事• 菓子の名にも冠されている 有名な作品であるため、他の作品・商品に本書をもじった名前が使われることがある。
現在、日本は東日本大震災によって、政治も経済も社会も危機的状況に直面している。
天理人情にさえ叶うことならば、一命をも 抛 ( なげう )ちて争うべきなり。
初編の 首 ( はじめ )に、人は万人みな同じ位にて生まれながら上下の別なく自由自在云々とあり。
」とある。
後半の数章で、生活上の心構え等の持論を述べて終わる。
初編から17編までシリーズとして発行された。
これらの出来事に恐れおののいた 醍醐天皇は923年、 道真を元の右大臣の位に戻し、道真を大宰府にとばすことを命じた文書を燃やし、 左遷を取り消します。
現在も多くの人々に信仰されていることがわかりますね。
この権理に至りては地頭も百姓も厘毛の軽重あることなし。
しかるにまたこれに依頼すべからざるの事情あり。
ゆえに人たる者は常に同位同等の趣意を忘るべからず。
旧幕府の時代、東海道にお茶壺の通行せしは、みな人の知るところなり。
『学問のすゝめ 人は、学び続けなければならない』現代語訳、三笠書房、2001年3月。
槌・鋸は 普請 ( ふしん )に欠くべからざる道具なれども、その道具の名を知るのみにて家を建つることを知らざる者はこれを大工と言うべからず。
力足らざる者は心服するにあらず、ただこれを恐れて服従の 容 ( かたち )をなすのみ。
後半では自己より優れた相手を比較する基準に置いて、常に向上を心がける必要性を説く。
ゆえに学問には文字を知ること必要なれども、古来世の人の思うごとく、ただ文字を読むのみをもって学問とするは大なる心得違いなり。
わが全国の人民数千百年専制の政治に 窘 ( くる )しめられ、人々その心に思うところを発露すること 能 ( あた )わず、欺きて安全を 偸 ( ぬす )み、 詐 ( いつわ )りて罪を 遁 ( のが )れ、 欺詐 ( ぎさ )術策は人生必需の具となり、不誠不実は日常の習慣となり、恥ずる者もなく怪しむ者もなく、一身の廉恥すでに地を払いて尽きたり、 豈 ( あに )国を思うに 遑 ( いとま )あらんや。
貧富、強弱は人の有様にてもとより同じかるべからず。
ついに上下の間隔絶しておのおの一種無形の気風をなせり。
奨学金の返済義務はありません。
今、在官の人物少なしとせず、 私 ( わたくし )にその言を聞きその行を見ればおおむねみな闊達大度の士君子にて、わが輩これを間然する能わざるのみならず、その言行あるいは慕うべきものあり。
数年の辛苦を嘗め、数百の 執行金 ( しゅぎょうきん )を費やして洋学は成業したれども、なおも一個私立の活計をなし得ざる者は、時勢の学問に 疎 ( うと )き人なり。
一人の恥辱にあらず、一国の恥辱なり。