【感想/あらすじ】逆ソクラテス/伊坂幸太郎 ※少しネタバレあり
伊坂幸太郎の「逆ソクラテス」が良すぎたので伊坂幸太郎について書いてみた|Rentio代表三輪のアウトプット用ブログ|note
小説『逆ソクラテス』書評感想
伊坂幸太郎「逆ソクラテス」書評 ひたむきな時 爽快でせつなく|好書好日
伊坂幸太郎「逆ソクラテス」書評 ひたむきな時 爽快でせつなく|好書好日
伊坂幸太郎さん『逆ソクラテス』が、「2021年本屋大賞」にノミネートされました!
伊坂幸太郎「逆ソクラテス」書評 ひたむきな時 爽快でせつなく|好書好日
No.953 大逆転劇の裏テーマ「他者理解」を読み取る!『非オプティマス』(短編集『逆ソクラテス』より)伊坂幸太郎(集英社)
ただ、今後教室で福生をいじめることはできなくなるでしょう。
そのとき突然、体育館に銃声が響きます。
福生は貧しい家庭の子どもではなかったのです。
「僕はそう思わない」 作中のセリフですが、言えそうで言えない言葉。
小学生時代、 「逆ソクラテス」的な人の代表格と言えば、 先生ですね。
ただ、でたらめもいう。
担任久留米は草壁に、お世辞で言っているのだから本気にするな、という趣旨の言葉を淡々と発します。
最後の最後まで、 「人は変われる」 これを発信してくれた短編集でした。
」 この言葉によって、その場では騎士人は福生に助けられることになります。
だから、僕が普段息子に伝えたいというか、伝えられたらいいなというようなことが無意識に入ってしまったところがあるのじゃないかと思います。
町田そのこさんの『 52ヘルツのクジラたち』。
なので個人的にこの短編の評価はややマイナスになってしまいました。
彼に限らず小説作品には普段気に留めない細かな部分にも設定があることが多いので、何気なく見過ごしてきたところに再注目してみるのも楽しいのではないでしょうか。
2017年には、『 AX』によって静岡書店大賞を受賞。
そして大人になった司が会っている磯憲は、病室におり白髪頭になっているので、何十年が経過していることが分かります。
中学や高校に進学しても何度か顔を合わせていて、当時のコーチを一緒に看病したり、通り魔を取り押さえて一緒にお手柄となったりと、絆は深いままでした。
主人公が小学生ということで、ユーモラスなやりとりや素直な問いかけ、ひたむきな姿が心打つ場面が際立った。
概要・作者紹介 『逆ソクラテス』は、伊坂幸太郎さんによって描かれました。
過去の失態を悔やみ、それに囚われ、いつまでも踏み出せない。
福生と合流し、こっそり担任久保の後をついて行くと、同じクラスメイトが住む家でその父親と話していました。
クラスという集合体になれば、子どもたちにも立場が生まれます。
そこを乗り越えたものだけが新たな景色を見れるのだと感じさせてくれる。
小学校を舞台に、不公正、偏見、いじめといった難問に子どもたちが立ち向かっていく。
逆ソクラテス 主人公の加賀 かが には、同じく小学6年生の安斎という友達がいました。
ここで、おぉ、つながった! 謙介の父親は久留米先生??と思ったんですが、謙介の父親は単身赴任で大阪にいるので、謙介たちとは離れているんですね。
伊坂そうですね。
社会人の年齢になっていましたが、小学校最後の試合などの話で盛り上がっていました。
でも、今回はあえて非現実的な設定や世界観はできるだけ排除して、話の展開の仕方や、はっとする楽しさみたいなもので自分らしさを出していくほうがいいだろう、と思いました。