これもまた、計画にはないことだった。
ギウは石を持って地下室に行き、ムングァン夫婦を殺そうとします。
本作のテーマは「格差社会」 半地下に住むキム一家に対して、高台の豪邸に住むパク一家。
それがあって、キム家の面々が見事な手際で信頼を得てするするとパク家に潜り込んでいく様は、もう痛快で爽快! 特にやんちゃなパク家の末っ子のダソンをギジョンがあっという間に手なずけてしまうシーンはもう爆笑モノ。
極めつけに、ギテクがゴミ箱のティッシュに、こっそりケチャップをかけて、それをヨンギョに見せる。
息子だけが唯一半地下で暮らす家族の• 貧富の格差は韓国に限らず日本やヨーロッパ、世界中で起きている現実です。
上映館はどこ?吹き替え版や応援上映がいつまでかも調査!• この一連のシーンでもう一つ気になるのは、ジャージャー・ラーメン! パク一家が帰宅する際に留守番役の家政婦の母チュンスクに作るよう指示して料理ですが、これがとても美味しそう! 韓国ではチャパグリと呼ばれる誰もが知るインスタント麺のアレンジメニューなんだそうです。
第72回カンヌ国際映画祭では韓国映画初となる パルム・ドールの受賞を果たしています。
ある日、ギウの友人で名門大学に通う青年ミニョクが訪れ、富をもたらす山水景石という岩を手渡します。
忘れ物をしたというムングァンを家に入れると、パク家にある秘密の地下室へ行く彼女。
\ 映画「パラサイト半地下の家族」 / /無料で見れる方法アリ!\. 息子の殺人容疑を晴らすため真相に迫る母を描いた 『母なる証明』は、国内外で20を超える賞を受賞し不動の地位を確立。
家族全員が失業中で、何とか内職で小銭を稼ぎますが、家族4人が生きていくにはお金が足りません。
あの一連の流れで、貧しい一家なんだということがよく分かる。
シリアスなシーンにコメディ要素を入れ、なんとも不気味な世界観を作り上げる作風が特徴です。
コミカルな役から凶悪犯まで、高い演技力と幅も広さで圧倒的な存在感を放っています。
学歴を偽ったギウは、強いまなざしと強い言葉で娘のダへと若妻ヨンギョの信頼を勝ち取ることに成功します。
それと同時に、石に固執し、恋心に身を委ねるギウの「富裕層への憧れ」もよく描かれています。
ここまでネタバレありでストーリーを見てきましたが、ここからはこの映画のポイントや、そこここに散りばめられたキーワードについて見ていきましょう。
その代表的な比喩表現として、富裕層の友人ミニョクから「石」を貰うシーンがあります。
なんとか一命をとりとめたギウは、いつか自分が金持ちになって父を救うことを夢見ます。
男の存在と地下空間のことを警察に通報しようとするチュンスクですが、そのとき、チュンスクを追いかけて様子を見に来たキム家全員がこの地下空間になだれ込んで来てしまいました。
コミカルだった前半と違い、歯車が狂い出し、先が見えないサスペンス的な怖さで、後半がスピーディーに動き出します。
キム一家とグンセ・ムングァン夫妻が揉み合いになっているところに、パク夫人から電話がかかってきて、大雨でキャンプが中止になったと知らされる。
日本でも大ヒットした映画 『シュリ』『クワイエット・ファミリー』『親切なクムジャさん』『渇き』など名監督とタッグを組み、ヒット作を連発しています。