渡辺は「内山田」の「スペシャルハンバーグセット」(2000円)を注文した。
Aリーグ4時間。
最後までどうか分からなかった。
どのような心境で臨まれましたか。
翌年2月、朝日杯連覇。
持ち時間4時間のうち、消費時間は藤井43分。
この日だけの限定メニュー。
「矢倉がなくなりました。
休む間もなく4日には銀河戦本戦Cブロック、稲葉陽八段戦が収録されました。
それから時を経て、現在はその木村王位に藤井七段が挑戦しています。
かつては現在の藤井七段のように、次代をになう大器と見られた渡辺棋聖。
予定の本命というか。
時間がないと分が悪いなと思っていたので、そういう方針で進めていました。
近年、何度かタイトル戦がおこなわれているところです。
タクシーに乗り込んだ藤井は律義に祝福の何度も頭を下げた。
名古屋大学教育学部付属高3年。
その結果の陰では、血がにじむような努力を続けてこられたのだろうと想像します。
本局では角換わりか、それとも相掛かりか。
角換わりでは後手番を持って指すことが多いという解説の森内俊之九段は、次のように語っています。
その一局は終盤で千日手となりました。
素晴らしい記録ですが、藤井さんにとっては通過点の1つなのではないかと思います。
17年6月、デビューから負けなしの29連勝で、将棋界の連勝新記録を達成。
特製ハンバーグにステーキ、サラダも付いている。
藤井が現れると、ファンから「おめでとう!」の声が飛んだ。
17歳11カ月での初タイトルの獲得は、90年に屋敷伸之九段(48)が作った18歳6カ月のタイトル獲得最年少記録を30年ぶりに更新した。
角換わりから腰掛け銀にしようと思っていました。
藤井七段は角を切って金と刺し違え、攻めを続けていきます。
昨年の7月9日は、ちょうど渡辺棋聖誕生となった日でした。