それでは、桂枝加竜骨牡蛎湯の効き目はどのような形でしょうか。
このような効き目なので、抗不安薬のようにすぐに不安を取り除いてくれるような即効性はありません。
これら柴胡剤の中でも、最も体力の弱い人に対して用いられる漢方処方が柴胡桂枝乾姜湯です。
5gを3回に分割し、食前又は食間に経口投与する• 生姜は冷えた身体を温め、消化機能を整える作用があります。
これが胸脇苦満といわれる状態です。
【現代應用】 感冒、流感、胰腺炎、急慢性胃炎、慢性肝炎、膽結石、癲癇、肋間神經痛、胃、十二指腸潰瘍、瘧疾、神經痛。
中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき 人を診るという、その考え方にあります。
方中柴胡、黃芩同用,能和解少陽,栝萎根、牡蠣並用,能逐飲散結;桂枝、乾薑、炙甘草合用,能振奮中陽,溫化寒飲。
なかでも、「気うつ」が主にみられる場合にこの薬がよく用いられます。
大建中湯(ダイケンチュウトウ):ツムラ大建中湯、コタロー大建中湯• 柴胡桂枝幹薑湯用於邪郁少陽,寒飲內結之證,故以柴胡、黃芩配伍溫陽化飲之品。
思い余ったYさんは、漢方を用いる医院を受診しました。
柴胡桂枝乾姜湯では、ツムラとテイコク、クラシエは7. 【加減】• ストレスが長く続くと交感神経が優位になります。
1.桂枝加竜骨牡蛎湯【26番】の生薬成分の効能 桂枝加竜骨牡蛎湯は、風邪の引きはじめの頭痛や微熱、悪寒といった症状がある時によく処方される桂枝湯に、精神安定・鎮静作用のある竜骨と牡蠣が加わってできています。
その一方で、まったく効果の実感がない方もいらっしゃいます。
いままで様々な身体の症状で悩まされていた方が、ビックリするくらいに穏やかになることもあります。
埼玉医大で分泌の検査も行っており、臨床的な有効性のデータが出ています。
・現代病名: 胃腸障害 〈症状と一緒に夫婦喧嘩も治まった〉 夫とともにクリーニング店を切りもりしているJ子さん 52歳。
また、長期間にわたって複数の漢方薬を服用するときは注意してください。
冷え性や貧血• 状態は口渇・多飲が特徴で、唇や皮膚の乾燥、便秘などの症状が現れます。
風邪が長引いて冷えや微熱、倦怠感が続くような時には、柴胡桂枝乾姜湯が使われることもあります。
2ケ月前に風邪を引き、一応治癒したが、何となく微熱が続き、時々背中に悪寒を感じる。
・牡蛎(ボレイ):イタイボガキ科のカキの貝殻。
方中柴胡、茯苓合用,和解少陽之邪;瓜蔞根、牡蠣同用,能逐飲開結;桂枝、乾薑、甘草同用,能溫化水飲。
柴胡桂枝乾姜湯の副作用 配合生薬の甘草の大量服用により、浮腫(むくみ)を生じたり、血圧が上る「偽性アルドステロン症」と呼ばれる症状がでる可能性があります。