日本生活予防習慣病予防協会のHPに、抗ウイルス作用に加え、COVID-19の感染予防、軽症者の重症化予防に関するビタミンDのエビデンスが挙げてあったので以下をご覧ください。
ウイルスや細菌の侵入に応答して抗微生物作用を持つペプチドを誘導。
聞きなれないと思いますが、たらこ、カツオ、ズワイガニ、鶏卵(卵黄)牡蠣、いずれも生のものに多く含まれています。
有効な治療法やワクチンがまだ出来上がっていない時期、医薬品ではなくなにか予防や治療となる栄養、サプリメントはないのか!ということを主題にレビューされた論文です。
しかし、ビタミンDの持つ免疫調整作用が維持されていれば、サイトカインストームによる致死的な合併症を予防する可能性は十分にあるのではないだろうか。
このブログの関連記事• 元になった論文は、2014年9月25日号の有力科学誌セル誌に掲載された「ビタミン […]• 新型コロナによる重症化はウイルスそのものではなく、このサイトカインの暴走持続による正常な細胞破壊によって肺がやれているとみられている。
花粉症とビタミンD欠乏を関係性にいち早く注目し、ビタミンDの重要性を発信していている。
具体的には、適切な食事・運動・睡眠であり、特に、機能性食品成分が注目されています。
黒人種やラテンアメリカ人種は白人種と比べて新型コロナにかかった場合の死亡率が高いことが知られているが、これこそがビテミンDに関連しているのではないかという仮説そのもの。
などで発表されています。
しかし、それよりあとに発表されたスペインの研究では、ビタミンD欠乏症と病気の重症度のあいだに何らかのつながりがあると結論づけることはできなかった。
ビタミンDが呼吸器感染症を予防 1. その後、美容皮膚科治療、栄養療法、点滴療法、ホルモン療法を統合したトータルアンチエイジング理論を確立。
一方、後者での対策は、ウイルスの宿主となる人の側で、ウイルス感染に対する抵抗力を高めることです。
前者については、新型コロナウイルスとの共存を想定した「新しい生活様式」が示されています。
」(斎藤先生) ビタミンDが生成できる日焼け止めクリーム 紫外線から肌を守りつつ、ビタミンDの生成を妨げない画期的な日焼け止めクリーム。
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また、まだ査読前ではあるものの、最も科学的信頼性の高い研究であるランダム化比較試験という形式で行われたでは、ビタミンDを投与された患者と、されなかった患者では入院期間や死亡率などに差がなかったということで、少なくとも新型コロナと診断されてからビタミンDを摂取しても重症化を防ぐことはできなさそうです。
まずCOVID-19の一つの重症化メカニズムとして、COVID-19が感染した際に、 ある炎症を抑制する作用を持つ酵素の働きを抑制することで炎症反応を引き起こすということがあります。
米国では、ビタミンD欠乏が認められたCOVID-19患者に、高用量のビタミンDを投与したところ、ビタミンD値の正常化、入院期間の短縮、必要酸素量の減少、炎症の改善といった臨床的な治療効果が報告されています。
代替療法については、はっきりした結論が出るまでには肯定否定の両論が出るのが通常であり、だからこそ「代替療法」なわけですから、一喜一憂せずに患者としては次のように考えておけば良いで […]• ビタミンDを多く含む食品などを積極的に摂り、外に出て日光浴をすることで、必要なビタミンDは産生できるでしょう。
差がなかった、という情報はニュース性がなくてやっぱり流れにくい。
」(斎藤先生) インドネシアの新型コロナ入院患者のビタミンD血中濃度と予後 Raharusuna P, Priambada S, Budiarti C, et al. もう一方の群には介入せず(対照群)、その後の健康状態を観察し2群を比較することで、物質や薬剤などの効果を確かめる。
本来は、日光浴などで充足される栄養素ですが、大気汚染などの影響で現代人は日光を避ける傾向があり、ビタミンDが不足しがちに。
また、レニン-アンジオテンシン経路のモジュレーターとして機能し、ACE-2をダウンレギュレートします。
British Medical Journalに2017年、掲載されたメタ・アナリシスによると、データを統合するに値する質を持った研究は25報見つかり、プラセボに対するビタミンDのサプリメントによる上気道感染症の発生率の低下はわずかですがありました。
例えば英国のNHS(国民保健サービス)では、COVID-19に関する啓発の中で、「外出抑制に伴う皮膚でのビタミンD合成低下に対する対策として、ビタミンDサプリメントの利用も考慮すべき」としています。
実は、ビタミンDはRASの重要な調節因子であって、COVID-19の重症化リスク低減において、次のような働きをします。
また、海外での多施設共同ランダム化比較試験では、乳児に1,200IU(30㎍)のビタミンDが投与され、インフルエンザ症状からの早期の回復、ウイルス量の速やかな減少といった働きが示されました。
一方でビタミンDの摂りすぎはかえって健康を損ねることがあります。
なぜかというと、ビタミンDとビタミンAのシルを受け取る細胞の核にある受け皿が共通なため、ビタミンDを多く摂ると、摂取量が多い栄養素が優先され、ビタミンA欠乏の症状がでる場合があります。
そして、心血管疾患や慢性呼吸器疾患、糖尿病、高血圧といった基礎疾患を有する人で、高い死亡率が示されています。
セレンの補充は免疫力強化の効果があり、十分にあると新型コロナからの回復にもよいとされています。