「シニア」は明るい映像はやや暗めに、暗めの映像を明るめにして、明るさの増減を減らして目の瞳の絞り動作を最低限にすることで目を疲れにくくする効果をもたらしてくれる。
「明るさセンサー」は部屋の明るさに応じて、画面輝度を増減させるもの。
なお、DVDプレイヤー側の出力は480pや1080iではなく720pモードとした時が一番美しく見えた。
価格の割には、けっこうすばらしいTVだと思います。
3秒 実測 という結果であった。
実際に有効にすると原色の鋭さが増し、鮮やかさが増す。
なお、ここから出力されるのはデジタル放送からのソースのみで他のビデオ入力からの映像や音声はパススルーされない。
画調モードについては、中級ユーザー以上であれば自分で好みに調整してもいいが、それが面倒だ、よく分からない、という初心者ユーザーは「べんり機能」-「ジャンル適応」をオンにするといい。
重量は37V型液晶テレビとしては驚くほど軽い。
オートターン機能は設定しておくことで、電源オフ時にスタンドの回転を中央にリセットさせることも可能。
微妙な色ディテールもHDMI接続の方が描写力に優れている。
左右に並んで表示される片方の画面サイズは、なんと19インチ 4:3 相当にもなるので、意外にも大きい画面で2画面表示が楽しめる。
映像表示時のテレビ本体の動作音は非常に静か。
液晶において黒表現は、常に発光し続けるバックライトを液晶画素が遮ることで行うが、どうしても迷光が漏れてきてしまう。
自分がテレビの正面に移動するのではなく、テレビ画面を回転させるというのは画期的なことなのだ。
この他、双方向データ通信対応放送用のネットワーク端子、有料放送契約用の電話回線端子、外部ビデオレコーダ連動コマンド送信用のIrシステム端子などが備わっている。
入力切り替えはリモコン最上部の左右キーで行う順送り式だが、未接続の入力は自動的に飛ばしての順送りなので、切り替え所要時間の早さと相まってレスポンスはなかなかのもの。
本来この画調モードは上級ユーザーが自分の好みの画調に追い込んでいくための下地設定なのだが、この初期状態がやや部屋を暗めにして映画を楽しむのに適しているのだ。
デジタル放送視聴の際にはオンにして見るとすっきりとしたフレーム単位で美しい映像が得られるようになる。
何らかのAV機器でD4端子1系統を使用してしまっていても、まだ1系統余るのはうれしい。
0秒 実測 で映像が表示されるのはクラス最高速レベルだ。
公称コントラストは最大1200:1をうたう。
シャープのように、店に販売謝礼金を支払いません。
発色については緑と青の純色が鋭く液晶らしい色合いだ。
しかも、機能の説明や調整による効果説明までが表示されるデザインとなっているのだ。
この機能を有効化すると、暗い部屋であれば輝度を低く、明るい部屋では逆に輝度を高める操作を自動的に行ってくれる。
NCMIII回路とその効果のイメージ より鮮烈な記憶色を再現するための色補正機能で、デジタル次元で処理されるので他の色に影響を出さずに選択式に色補正が行われる。
音像表現の傾向調整モードとしては、よりワイド感の高まった広がりのある音が楽しめる「サラウンドモード」や、中音域を増強して人間の言葉を聞きやすくしてくれる「クッキリボイス」が利用可能だ。
メニューデザインについても、初心者ユーザーに配慮した構造になっているのに好感が持てる。
コンポーネントビデオ系入力としてはD4入力を2系統持つ。
この「かんたん操作」のサブメニューは驚いたことに視聴している入力や状況によって変化するのだ! つまり現在の視聴状況においてよく使う機能が目の前に並んでいるのである! 以下のような一般的なPC画面解像度は全て表示することができた。
混合色のグラデーションを見ても違和感がなく、優秀だ。