息子と娘の小学生時代を思い出すと、何か困ったことがあっても「前向きに考えればいいんだ」と教えられたり、純粋だからこそ言葉の中に真理があったりしました。
ですから、ぴよちゃんは2人のいいとこ取り。
少女漫画や育児漫画を描いてきましたが、「ママぽよ」以来、エッセー漫画が多かったので、久しぶりのオリジナル漫画の連載にわくわくしてます。
家にいると、どうしても世界が広がらないので、気分転換を兼ねて友達とデパートで買い物をしたり、旅行に行ったり、夫と一緒に美術館へ出かけたりします。
-「ママぽよ」の愛読者も多いと思います。
-「ねえ、ぴよちゃん」は、どんな漫画ですか。
2人とも20代後半になり、それぞれの夢を持ちながら、会社員として頑張っていますよ。
主人公のぴよちゃんと又吉のモデルは。
ほのぼのしつつ、くすっと笑えるコメディーに。
4月1日から朝刊で始まる新1こま漫画「ねえ、ぴよちゃん」の作者、青沼貴子さんは育児漫画「ママはぽよぽよザウルスがお好き」などで知られる漫画家。
大人が触れ合うと元気をもらえる子どもを描きたい、と浮かんだのがぴよちゃん。
-ネタはどんな時に浮かびますか。
何か思い付くと、小さなことでもすぐノートに書きとめるようにしてますね。
。
猫のキャラクターは30年くらい描き続けていて、私の永遠のアイドルなんです。
今も家族で一緒に住んでいるので、犬と猫の違いはありますが「ぴよちゃん」と同じ家族構成です。
子ども心に「漫画家になる」と決めて、高校卒業後に東京のデザイン専門学校でデッサンを勉強しました。
父が白土三平さんの漫画をそろえていて、特に少年忍者の美形ぶりに心をつかまれちゃいました。
登場した2人のお子さんは現在どうしていますか。
少女漫画誌の賞に応募してデビューしたのが21歳の時です。
又吉は、天真らんまんなぴよちゃんに寄り添ってくれる常識人。
朝刊を読んで、元気に一日のスタートを切ってもらえる漫画にしたいと思います。
-漫画家としての青沼さんの原点は。
自分の経験から、娘には「女性も続けられる仕事を持っていた方がいいよ」と言い聞かせています。
今回の作品連載への意気込みなどを聞きました。
「ぴよちゃん」を自分の代表作に加えられるように頑張ります。
。
。